青りんごと皿

いつでも初心で居よう

【楽曲考察】「日々と君」と救いと情け

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あなたは経験したことがあるだろうか。日常生活で自ら発した言動で、自分自身が傷付いてしまうこと。


例えば、平気で嘘が付けるようになってしまった自分を、心の底から憎んだことだとか、どうしようもなく独りが怖くて、縋るものを欲した夜だとか。


筆者にはあった。とにかく怖くて、音も無く泣いた夜が。贖罪の念なのか、はたまた自責の念なのかはもはや自分でもわからない。たたどうしようもなく「苦しい」。そんな夜が確かにあった。何度も、何度も。


今から思えば、大抵の出来事は米粒の如く小さなものばかりだった。けれど、当時の自分にとって、それらの出来事はとても深く、重いものだった。弱かったのだ。耐えきれなかったのだ。心が。


「日々と君」は、そんな弱い人間の核心に触れる楽曲だと思う。

日々と君

日々と君

  • Mrs. GREEN APPLE
  • J-Pop
  • ¥250

Progressiveの中では一番ダウナーな曲調だけれど、歌詞はとても感情的だ。


日々と君 Mrs. GREEN APPLE 歌詞情報 - 歌ネットモバイル


嘘、傷、罪、消、逝、絶、痛…一部を切り取っただけでもこれほどまでに悲しい歌だ。
それでも“私”は救いを求めたのだ。口には出せずとも。

誰のせいとかではないよ
私のせいよ

自分のせいにしてしまうことはとても簡単だ。けれど、それで物事を解決させては誰の為にもならない気がしてならない。「情けが仇」になっていないだろうか。それは良いように言えば「お人好し」なのかもしれないが、結局は「偽善」に過ぎない、と筆者は思う。


自分語りで申し訳無いが、筆者はなんでもかんでも自分のせいにする人が大嫌いだ。筆者自身の自尊心が大きいのが問題なのかもしれないが、他人を庇って辛い思いをしている人を見ると何故かむしゃくしゃするのだ。自分に損しか無い事を引き受けて何が楽しいのだろうか。たった一度の人生なのに。たった一度のこの瞬間を生きているのに。


話を戻そう。この曲の中でも、特に印象的なのがCメロとラスサビだ。

また昨日と変われずに
傷つかせちゃう私が居て
変われない私が居ます
「助けに来たよ」

逃げたって変わらないし
悩んだって終わらないよ
貴方のその心は
そろそろ泣き止むべきだ
報われないことなんて
死ぬほど沢山在るよ
それに挫けないで
優しさを分けれる人になってね

この歌詞、「助けに来たよ」と言っておきながらも、その後の歌詞の内容は、見方によれば「説教」とも取れるものだ。


ここで「こんなの助けじゃないじゃん」と思った方、貴方は大きな勘違いをしている。


唐突だが、筆者の大好きなback numberから歌詞を一部引用したい。

もう少しだけ待っていればきっと
優しい誰かが肩を叩いて言ってくれる
頭抱えて待っているのは
もう答えなんかじゃなく
「仕方ないよ」の言葉だろう

信者よ盲目であれ」という曲の一節だ。言うなればこれが全て。
日々と君の場合、落ち込んでいるだけならまだしも、“私”は嘘をついているのだ。例えそれが誰かを庇うものだったとしても、嘘であることには変わりない。故に、大森元貴は説いている。無常観と人の在り方について。


人の振り見て我が振り直せじゃないけれど、今一度問うてみて欲しい。偽善を求めていないか。偽善を分け与えていないか。優しさを分けれる人でいてほしい。偽善と優しさは違う。それを理解ってほしい。


然すれば傷も癒えるだろう。明日に期待もできるだろう。それがもし、「あなたの優しさで救われるような世界」で無かったとしても。


それでは。

【楽曲考察】アンゼンパイ

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ミセスさんタイトルをカタカナにしたがりますよね。私の調査結果によると、各アルバムに2曲はカタカナの曲入ってたらしいです。2ndフルアルバムまでは。

…何故ツキマシテハをアルバムに入れなかった…!?いっそのことノニサクウタも入れて15曲の大ボリュームで売り出した方が良かったのでは…でもバンドのアルバムって12、3曲が理想ですよね。仕方なく安全牌切りましたね…


今、安全牌ってワードに反応してアンゼンパイが脳内再生された方。あなたはミセス中毒、それも深刻な状態です。完治する見込みは無いので全力でミセスに貢ぎましょう。


巧妙なステマを終えたところで、今回はアンゼンパイの考察です。


ミセスはほんとに楽曲の幅が広いですよね。飽きない。飽きないで思い出したけどミセスの季節ソングで秋の曲って無い気が…スマイロブドリーマの歌詞にも“秋”って登場しないんですよね。なんでだろ。


youtu.be

もはやライブでは定番のナンバーですね。フェスでは聴けなくとも、ワンマンやったら聴けない日は無い印象です。


ライブアレンジのイントロめちゃくちゃいいですよね。ギターリフが優しくて好きです。


からのキーボード。なんとも形容し難い絶妙なイントロですよね。あのイントロの歪さがより音色のポップ感を際立たせているというか。


そんなキャッチーさとは相反して、歌詞は結構深いこと言ってますよね。

アンゼンパイ Mrs. GREEN APPLE 歌詞情報 - 歌ネットモバイル

安全牌っていうのは麻雀用語で、まあ簡単に言えば安全策、無難な一手です。安牌の方が聞く頻度は高いかも。

そこから発想を得たのか、無難な手段は捨てて冒険してもいいんだよと背中を押すような曲ですね。

この曲はItMと似たようなものだと思うんですね。どちらも背中を押してくれる。ItMの方がより砕けてるけど。

正直「全ての出来事なんていつかが終わりが迎えに来ます」
わかってます、そのつもりでした。
だから悲しくならぬように逃げてるの。

愛だって 儚く終わる
涙さえ 乾くものだ
なんだって 別れが来る
それなら やったほうがいいな

ここの対比。悲しくなったっていつか涙は乾くし、どう足掻いても終わりは来る。

この思考から「それならやったほうがいい」になかなか変われないんですよね。嫌じゃないですか。年とるの。怖いじゃないですか。死ぬの。こんな歌詞書ける大森元貴は強い人だなあと感じますね。

次に「思いやる愛」を大切にしなさい
「それ」に気づければ貴方は大丈夫です。

続きは人に優しくできたら 伝授します。
ヒントは「夢」を作るのは人間達。

人を思いやることって案外難しいですよね。誰しも自分が一番大事ですからね。大人になればなるほど、それが難しくなってくる気がします。

この曲考察してる最中も「大丈夫の意味と定義がわからん」とか捻くれたことを考えてしまって、どうしようもなく自分は小さい人間なんだなって思いました。

どうしても卑屈になってしまいますよね。感受性だけで物事を判断できなくなってしまうが故に。
真っ白な心が焦げていくというか、意味づけられた彩りが薄れてきたというか。
思いやる愛を尊重できてこそ夢が見えてくるものなんでしょうかね。

「思いやる愛」を大切に。「安全牌」も「不安感」も「葛藤」も捨てる…ことは難しいかもだけど、そしたら歌詞の意味も自ずとわかってくるはず。伝授されることのない続きも。きっと、安全牌を捨てることが安全牌なのかもしれないですね。噛み付いていきましょう。「夢」に。
それでは。

【セトリ】MGA MEET YOU TOUR

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・ライブハウス編
1.Just a Friend
2.Lion
3.アンゼンパイ
4.ツキマシテハ
5.絶世生物
6.Oz
7.鯨の唄
8.春愁*1
9.VIP
10.うブ
11.WHOO WHOO WHOO*2
12.In the Morning
13.サママ・フェスティバル!
14.愛情と矛先 or ナニヲナニヲ
15.StaRt
16.JOURNEY

En
17.Speaking
18.庶幾の唄



・ホールツアー編
1.Just a Friend
2.HeLLo
3.アンゼンパイ
4.Lion
5.おもちゃの兵隊
6.ツキマシテハ
7.絶世生物
8.soFt-dRink
9.Oz
10.鯨の唄
11.我逢人(ピアノバラードVer.)
12.Hug(Acoustic Ver.)
13.VIP
14.うブ
15.WHOO WHOO WHOO
16.スマイロブドリーマ
17.SwitCh*3
18.Speaking
19.サママ・フェスティバル!
20.In the Morning
21.JOURNEY

En
22.StaRt*4
23.どこかで日は昇る
24.庶幾の唄

*1:未発表曲

*2:未発表曲

*3:ツアーファイナルのみ

*4:ツアーファイナルのみ銀テープを飛ばす演出

【楽曲考察】ゼンジン未到と「CONFLICT」

f:id:murock0001:20170517213042j:plain 先日、ゼンジン未到とロワジールが発表されましたね。そのニュースに多くのファンが沸きました。

そもそも、ゼンジン未到シリーズとは、ミセスが黎明期に開催したライブであり、1st mini album 「Introduction」リリース時に開催されたミセス史上初の自主企画ライブ「ゼンジン未到とコンフリクト」、前ベーシストが抜け、我らが高氏こと高野清宗が正式加入して初のライブとなった「ゼンジン未到とパラダイムシフト」、2nd mini album「Progressive」リリース時に開催された「ゼンジン未到とプログレ」の三部作で終わったと思われていたライブなんですね。

正直、自分もそう思ってました。TWELVEツアーの「春宵一刻とモノテトラ」以降、ツアータイトルも英語にシフトしていったので。それがこの度、約二年半の沈黙を経て復活。しかもワンマンライブ。期待が高まるばかりです。

 

さて、なぜこの話題を出したか。察しのいいファンの皆さまならわかるはず。

 

そう、初の自主企画のタイトルに「コンフリクト」という文字が入っているんですね。CONFLICTという曲は、ゼンジン未到とコンフリクト公演の後、大森元貴がライブをして思ったこと、そしてミセスのこれからを綴った曲なんですよ。

 

驚いた方も多いでしょう。正直な話、この曲は人気が高いかと言われればそうでもないんですよね。ライブでもほとんどやらないですし。ですが、メンバー、少なくとも作詞者の大森元貴は、この曲をとても大切にしていると思うんですよ。言い過ぎかも知れないですけど、Mrs. GREEN APPLEとは?という問いの答えがこの曲に詰まっていると思います。

CONFLICT

CONFLICT

  • Mrs. GREEN APPLE
  • J-Pop
  • ¥250

 

CONFLICT。直訳すれば紛争ですが、この曲では心の中の争い、葛藤について触れています。

 

CONFLICT Mrs. GREEN APPLE 歌詞情報 - 歌ネットモバイル


CONFLICTの歌詞は、他の曲にみられる「諭す」ような歌詞ではなく、どちらかというと寄り添って「鼓舞」するような、内省的な内容の比重が多いように思えます。


未だに成せて無い事を
実らせて見せたいな

綺麗事がなんだかんだ好きな
僕らは希望を求めている

 のっけからいきなり大事な歌詞ですね。この歌詞は言うなればミセスの野望です。

まさに“前人未到”のバンドになろうとしてますね。

 そして何より、様々な解釈ができるのがミセスの強み。歌詞を自分に重ね合わせて響く人も大勢いるのではないでしょうか。

 いつだってそうだ
胸の内にあるんだ
本当はそうさ
叫びたいんだろう

誰しもが胸に抱く夢や希望。でもそれを抱くが故に二律背反の感情が湧き上がってきますよね。「どうせ叶わない」「本当にこれでいいのか?」「このままじゃダメだ」…そんな事を考えていると、無性に叫びたくなる。誰しもが経験あると思います。

 

いつだってそうだ
自信なんて無いさ
本当にそうさ
怖がってるんだよ

人って臆病者ですよね。何かに縋ってないと生きていけない。でもそんな僕らにも夢がある。

いつかはどうせ消えて往く
「今迄」の時間は 無駄じゃないと思いたい
だんだんいろんな事も忘れて往く
この今の気持ちだけは 忘れぬように

Progressiveというアルバムのテーマは、「人との接し方」というものがあるんですけど、バックボーンには「形あるものはいつか無くなるなら、何を大事にするか」というテーマも隠されているんですね。

その上でこの歌詞を見ると、刺さるものがありますよね。今迄を無駄では無かったと思えるような、悔いの無い日々を過ごせるように。今のこの気持ちを忘れぬように。

この時大森君が何を考えていたかはわからないですけれど、明確な決意は伝わってきます。

深く深く潜って居たいんだ
本質の果てまで
下手すりゃそれは結構辛く生きていく事だろう
あからさまに隠されている知るべき事実も
見たくもない聞きたくもない知りたくもない事実を

この世には、
まだ出番の無い光が実はたくさん散らばっている

きっと本質の果てには知りたくない事実もあるけれど、日の目を見ていない光もたくさんある。

だから

いつかは もしかしたら
想いが実を結び
僕らの抱いたこの夢は
誰のものでも無く
「私」のものだ

叶うかもしれない。もちろん叶わないかもしれない。けれど、この詞を書いた人は今も着実に夢を叶えています。

やるかやらないかは、自分次第。

誰もが抱くその夢は自分だけのものなんです。

貴方の愛しい胸に
その葛藤がある限り
この世も諦めることはなく
微笑みかけるでしょ

何かを決意する度に人は強くなれます。

考えることを止めた時、人はどうなるでしょうか。

 

 

恐怖や不安に駆られながらもなお進む、ゼンジン未到の道。その先に何があるのか。

その道が獣道でも、茨道でも、きっとミセスは走り続ける。それがCONFLICTであり、Progressiveなのだから。

 

 

…はい。CONFLICTが好きになってもらえたでしょうか。敢えて今回は考察少なめにしてみました。自分の耳で聴いて、感じてほしい曲なので。

 

あと、歌詞についての謎が一つ。「今迄」と「私」にだけ鍵カッコ付いてるじゃないですか。どっちもミセスの曲ですよね。関係あるのかな。

 

この曲は普段のライブでは絶対にやらないんですけど、ロワジールでは演るんじゃないかなと少し期待を寄せてます。どうなるかは当日までのお楽しみ。

それでは。

【楽曲考察】ナニヲナニヲ

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灰。どうも。ブログ開設早々やってきましたよ。筆者がミセスにハマるきっかけとなった一曲でございます。今回は筆者の気まぐれにより余談成分が豊富になっておりますが何卒宜しくです。


そもそもナニヲナニヲという曲、2014年産の曲であり、ミセス史上現存するMVとして最古のもの。(2014年に大森元貴が作った曲全部名曲説についての記事もいつか上げたい)この頃のミセスは再生数が万行くか行かないかのレベルでしたね。懐かしい。


全国流通前のミセスはあまりセトリが決まっておらず、「うブVIPStaRtシングル曲は絶対聴ける」みたいな固定曲もほぼ無かったんですが、Introductionをリリースしたり、ゼンジン未到なんかをやっていく内にキラーチューンと化したのがこの曲。
ミセスはインディーズ時代から演奏が高水準だったので、こういう曲もバンバンできたんですね〜


YouTubeに上がってるライブ映像、大森&若井コンビは18歳とか未だに信じられない。メンバー全員四捨五入して二十歳であの安定感はなかなかのもの。ひろぱに関しては当時からカリスマ性溢れるオーラが出まくってる。

そりゃギターとか上手い人腐るほどいますけど、その上でサッカー上手くて陽キャで女子ウケする性格と顔立ちってもう反則やないですかそれ。そりゃファン増えますよ。NICO Touches the Wallsの古くんかよ(筆者的には最大級の褒め言葉)


さて、そろそろ本題。この曲を聴いて皆々様はどう思ったでしょうか。初見でタイトルに「かわいい」など、ポジティブな感想を持てた人、多分あなたはいい人だ。多分。
「ダサい」って思いながらもしぶしぶ再生ボタン押した人、あなたは目利きのスキルがある。それがたまたま裏目に出ただけ。しょうがないね。

MV公開の数日後にタイトルだけ見て「このバンドは絶対売れない」って思って数日放置した後に見てPCに向かって全力謝罪した男挙手。ヒネクレてんな。救いようも無えな。

…俺です。

狂ってる。そう思った方も少なくないはず。特にギターとキーボードが狂気に満ちみちてますね。


サウンド面で言うと、曲のあちこちにキメポイントがあり、んでもってイントロが特殊だったりで一見取っつきにくいんですけど、それをキーボードが上手いこと中和している。MVがダサカッコイイ。なんか箸の持ち方で喧嘩してる。ラスサビもっくんのギターの弾き方がかっこよすぎる。今と比べてもっくんの眉毛の主張が小さい。


言い出したらキリが無いので歌詞見ていきましょう。
ほんとに狂気だけの曲なのか。

歌詞はコチラ↓
ナニヲナニヲ - Mrs. GREEN APPLE - 歌詞 : 歌ネット


そもそもこの曲のテーマは?タイトルの意味は?」

頭に疑問符だらけのそこの貴方。大丈夫だよ。安心して。全て大森大先生が答えてくれます。

大森:哲学で”問答法”という言葉があって、あなたは”何を思って”、”何を考えて””何を感じて”など、いろいろある対称に向かって、ズブズブと刺す様に、次々と質問を投げかけている曲です。

このサイトから引用しましたのでよければ↓
eggman.jp
少し謎が解けたのではないでしょうか。ナニヲナニヲはミセスによる視聴者への問題提起だったわけです。


それにしても哲学。まさかの哲学。そこらへんの文学ロックバンドより文学してるのが初期ミセス。

歌詞も何かと刺々しい。

「何を生かしていたいの?」
「何を殺してみたいの?」
所詮どんな奴でも
やがて灰になって
空を舞うんだ

Progressiveの何がすごいって、我逢人の次にこの曲を持ってきたとこだと思うんですよ。
あれだけ大切にしてほしいと言っていた出逢いを一蹴するような歌詞ですよね。
いくら問答法の曲とはいえ、1番から生殺与奪を唄うのは末恐ろしいですよほんとに。


ところで、"問答法の曲"と書きましたが、皆さんはこの曲に対してもっと別の解釈をしていたと思うんですよ、多分。


一言で言い表すなら、「歪んだ愛情」とか。

「誰を思っていたいの?」
「何も聞こえやしないよ」
意味なんて無いからさ
身を潜めて謳う

一見何を言ってるのかわからんミセスの歌詞ですけど、頭の中でもう少し柔らかな言葉に変えてみましょう。

「誰のことが好きなの?」
「好きな人はいないよ」
告白しても無駄だから
トーカーでいいや

とも取れます…よね?
そして、聞き手にも「誰を思っていたいの?」と問うている。

2番は

「何を誇っていたいの?」
「何も感じやしないよ」
意味なんてないけどさ
心底失望をした

 

「何か自慢できることとかある?」
「え、そんなの考えたこともなかった」
は?失望しました💢

 

みたいな。雑ですみません。
2番Aメロで自らのつたない自慢を一言で玉砕された上でのこの拍子抜け感。自分の感じた虚しさが馬鹿みたいだ。そんな風にも捉えられます。

別の観点で見ると、誇りを持たない人間にはなるな、とも取れますね。


それを踏まえた上でのラスサビ。

「君を愛していたいの」
僕は愛していたいの
叶わない恋ならば
共に灰になろう
「笑っておくれよ 冗談だよ」
「他の人」が良ければ
別にそれでもいい

漂うヤンデレ感。今までとは違い、歌詞に答え(?)を出してますね。

依存 寄り添った
愛に破滅の唄
昨日 よりも今日と
願う 祈りの唄

自らが依存した歪んだ愛を断ち切って、過去ではなく現在に目を向けてますね。
パッと見狂った曲なんですけど、よくよく歌詞に目を通してみると温かい曲なんですよね。最後に絶望を持ってこないのも、ミセスの良い所です。

そしてアルバムはCONFLICT(葛藤)に続く…


この歌詞はなかなか理解に時間がかかりますよね。筆者自身、完璧に理解しているかと言われればそんなこと全く無いです。

ナニヲナニヲという曲自体が聞き手に投げかけるタイプの曲なので、こんなとこで1ユーザーがあーだこーだ吐いてもどうしようもないんですが、少しでも歌詞を通じて自分を見つめ直すきっかけになれば。
人によって解釈の仕方は自由。
貴方は貴方のナニヲナニヲを。

 

  • P.S.

youtu.be
↑例のライブ動画


ナニヲナニヲはキラーチューンだと言いました。が、今はそうでもないです。最近なかなかやらないんですよね、この曲。
毒を吐く曲の枠はナニヲナニヲ&ミスカサズからVIP&うブにシフトしたみたいですね。
ですが今年の年明け早々、一年半の沈黙を破り、ナニヲナニヲがセットリストに入ったんですよね〜(ホールツアーを除く)
日によって愛情と矛先と入れ替わったりしてセトリに組まれてたらしいです。なので、この先のツアーでも時々演奏する…かも?
乞うご期待。

このブログについて

このブログは、筆者のまっつん(@murock_0001)がただひたすらに趣味でミセスに対する思いをつらつらと綴っていくものです。
内容はディスクレビューと楽曲考察が主になるかな?あとMV公開されたら感想とか(Twitterで済ますかもだけど)。
僕という人間の性質上、偏見に満ち満ちてます。なので、「あーなるほどこういう見方もあったんだなー」って思って頂ければ。嫌ならブラウザバック推奨です。


考察とかは特に、タイトルの意味とか歌詞の内容まで掘り下げまくるので、間違い多々だと思いますけど多目にみて下さい。

僕の考察が全てじゃないんで。皆さんのミセスに対する思いも、絶対正しいと思うので。(予防線全力貼り貼りマン)


こんな僕の記事でも見てってくれる方は応援よろしくお願いします〜m(_ _)m
twitter.com

【楽曲考察】我逢人

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我逢人。
ミセスファン以外でこの言葉を知ってる人はそうそういない。
仮に言葉の響きは知ってても意味を完璧に理解している人はそこまでいないんじゃなかろうか。


というわけで、せめてこの記事を見た人は覚えて帰って欲しかったりします。


俗に言う「禅語」ってやつですね。
「我、人と逢うなり」から転じて、



「人と逢うことを大切に」
「人に逢える場を大切に」
「人と逢う姿を大切に」


という意味が込められています。
あくまで意訳なので、本来の意味はもっと深いものだと思います。
とても綺麗な言葉ですね。


さて、それを把握した上で歌詞を見て…行きたいところなんですけど、もう一つだけ。

我逢人は全てを肯定した曲ではない。ということ。

これほんと重要。
後述しますが2番の歌詞とか特に。
この曲の入ったアルバム『Progressive』の裏テーマは「肯定」だと大森さんは言ってます。けど、それは決して全てを肯定するものではなくて。
否定があるから肯定がある。そこも含めてのテーマなんでしょうね。
う〜ん、難しい。


それともう一つ。
きっとこれからも再三言いますけど、TWELVE以前のミセスに心の底からハッピーな曲はまず無いです。
でも、その中で"光"を見出そうとしたのがこの曲なんじゃないかなって。


…それでは、歌詞に触れて行きたいと思いま〜す。

我逢人

我逢人

  • Mrs. GREEN APPLE
  • J-Pop
  • ¥250


歌詞はコチラ↓↓
我逢人 Mrs. GREEN APPLE 歌詞情報 - 歌ネットモバイル

ミセス史上初となった全国流通盤、Progressive。その記念すべき一曲目、掻き鳴らされるギターと絡み合うピアノ。その中で大森元貴が発した一言目は

「嫌いになった人は全部
少しの仕草でもダメになっちゃう
気づけば嫌い探しです
そんな私の憂いを綺麗に洗ってください」

重くないか?この歌詞は。
いや、まあ多少はバックのサウンドが打ち消してくれてるけど、最近の売れ線邦ロックバンドで「嫌い」からアルバムを始めるバンドはどこ探してもミセスとオーラルだけだと思う。(オーラルは1st full album"THE BKW SHOW!!"を参照)


この重さが初期ミセスの特徴みたいな所があって、当時の大森少年は哲学にハマっていたらしく、それに感化されたのではないか?と思えるフレーズもちょくちょく出てくる。


ところで、この歌詞に共感出来るミセスファンも大勢いるんじゃないだろうか。人間って単純な分面倒くさい。喧嘩するのは簡単でも、仲直りって難しい。だからこそ

貴方はその傷を
癒してくれる人といつか出会って
貴方の優しさで
救われるような世界で在ってほしいな

この歌詞が響く。「人と逢うことを大切に」。人間誰しも「嫌い」があることは当然で、でもそれに「憂い」を感じられることは「優しさ」でもあるんだよ、そんな貴方が笑顔になれるような出会いがあれば、そんな世界であればいいな。
って意味だと思って僕は聴いてます。

そして2番。

例えば「出逢い」なんて無く
例えば「貴方」なんて居なく、
そしたら そう間違いなく
独りは寂しく悲しいから息を止めるんだろう。

出会いというもの、嫌いになる人もいるけど、大好きな友達だって、はたまた恋人だってできる訳で。仮にこの世に出会いが無かったとして、大好きな貴方が居なかったとして、そしたら、そう間違いなく(略)。


だからこそ、「人に逢える場を大切に」

貴方は優しさで
傷を負う日もあるけど笑って
でも貴方の微笑みだけじゃ
救われない世界が心底嫌いになりそうだ

でも、出会いがあるからこそ幾度となく「嫌い」と相対することになる。どれだけ笑顔を振りまいても報われない時の方が多い。そんな世界が嫌いになりそうだ。


この時の大森君は心底そう思ってたんでしょうね。1番の歌詞みたいな理想に遠く届かないこと。誰しもが経験あると思います。でも、そんなもんなんですよね、人間関係って。


だからこそ

誰かは出会って誰かは好いて
誰かは嫌って 人は人は
傷を癒して 心撫で合って
人は、人は
笑顔であってほしいな

傷を癒せる、嫌なことを忘れられるような親友と心を撫で合って、笑顔であってほしい。


どんなに嫌なことがあっても、誰か一人、打ち明けられる友達がいたら楽になるじゃないですか。ほんとにそんなもんなんですよ、人間って。そういう人との出会いを大切にしてほしい。
そして、「優しさ」を忘れないこと。それが「人と逢う姿を大切に」だと思うんです。


3つの大切、分かってもらえたかな?
…なんかまるで自分が歌詞書いたみたいな語り口になっちゃったけど。


さて、どれだけこの曲が素晴らしいか理解して頂けたでしょうか。筆者は明るいミセスの曲の中ならこの曲がダントツで好きです。好きな曲の記事は力入っちゃうよね(愛情と矛先、SimPleの時も長くなるかも)。


この曲はライブではアンコールとかで歌われることが多いですね。サビは「歌って!」なんて言われることも結構あるんで、インディーズ時代の音源を聴いたことない方、ぜひチェックしてみては。


それでは。

Progressive

Progressive