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【楽曲考察】ナニヲナニヲ

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灰。どうも。ブログ開設早々やってきましたよ。筆者がミセスにハマるきっかけとなった一曲でございます。今回は筆者の気まぐれにより余談成分が豊富になっておりますが何卒宜しくです。


そもそもナニヲナニヲという曲、2014年産の曲であり、ミセス史上現存するMVとして最古のもの。(2014年に大森元貴が作った曲全部名曲説についての記事もいつか上げたい)この頃のミセスは再生数が万行くか行かないかのレベルでしたね。懐かしい。


全国流通前のミセスはあまりセトリが決まっておらず、「うブVIPStaRtシングル曲は絶対聴ける」みたいな固定曲もほぼ無かったんですが、Introductionをリリースしたり、ゼンジン未到なんかをやっていく内にキラーチューンと化したのがこの曲。
ミセスはインディーズ時代から演奏が高水準だったので、こういう曲もバンバンできたんですね〜


YouTubeに上がってるライブ映像、大森&若井コンビは18歳とか未だに信じられない。メンバー全員四捨五入して二十歳であの安定感はなかなかのもの。ひろぱに関しては当時からカリスマ性溢れるオーラが出まくってる。

そりゃギターとか上手い人腐るほどいますけど、その上でサッカー上手くて陽キャで女子ウケする性格と顔立ちってもう反則やないですかそれ。そりゃファン増えますよ。NICO Touches the Wallsの古くんかよ(筆者的には最大級の褒め言葉)


さて、そろそろ本題。この曲を聴いて皆々様はどう思ったでしょうか。初見でタイトルに「かわいい」など、ポジティブな感想を持てた人、多分あなたはいい人だ。多分。
「ダサい」って思いながらもしぶしぶ再生ボタン押した人、あなたは目利きのスキルがある。それがたまたま裏目に出ただけ。しょうがないね。

MV公開の数日後にタイトルだけ見て「このバンドは絶対売れない」って思って数日放置した後に見てPCに向かって全力謝罪した男挙手。ヒネクレてんな。救いようも無えな。

…俺です。

狂ってる。そう思った方も少なくないはず。特にギターとキーボードが狂気に満ちみちてますね。


サウンド面で言うと、曲のあちこちにキメポイントがあり、んでもってイントロが特殊だったりで一見取っつきにくいんですけど、それをキーボードが上手いこと中和している。MVがダサカッコイイ。なんか箸の持ち方で喧嘩してる。ラスサビもっくんのギターの弾き方がかっこよすぎる。今と比べてもっくんの眉毛の主張が小さい。


言い出したらキリが無いので歌詞見ていきましょう。
ほんとに狂気だけの曲なのか。

歌詞はコチラ↓
ナニヲナニヲ - Mrs. GREEN APPLE - 歌詞 : 歌ネット


そもそもこの曲のテーマは?タイトルの意味は?」

頭に疑問符だらけのそこの貴方。大丈夫だよ。安心して。全て大森大先生が答えてくれます。

大森:哲学で”問答法”という言葉があって、あなたは”何を思って”、”何を考えて””何を感じて”など、いろいろある対称に向かって、ズブズブと刺す様に、次々と質問を投げかけている曲です。

このサイトから引用しましたのでよければ↓
eggman.jp
少し謎が解けたのではないでしょうか。ナニヲナニヲはミセスによる視聴者への問題提起だったわけです。


それにしても哲学。まさかの哲学。そこらへんの文学ロックバンドより文学してるのが初期ミセス。

歌詞も何かと刺々しい。

「何を生かしていたいの?」
「何を殺してみたいの?」
所詮どんな奴でも
やがて灰になって
空を舞うんだ

Progressiveの何がすごいって、我逢人の次にこの曲を持ってきたとこだと思うんですよ。
あれだけ大切にしてほしいと言っていた出逢いを一蹴するような歌詞ですよね。
いくら問答法の曲とはいえ、1番から生殺与奪を唄うのは末恐ろしいですよほんとに。


ところで、"問答法の曲"と書きましたが、皆さんはこの曲に対してもっと別の解釈をしていたと思うんですよ、多分。


一言で言い表すなら、「歪んだ愛情」とか。

「誰を思っていたいの?」
「何も聞こえやしないよ」
意味なんて無いからさ
身を潜めて謳う

一見何を言ってるのかわからんミセスの歌詞ですけど、頭の中でもう少し柔らかな言葉に変えてみましょう。

「誰のことが好きなの?」
「好きな人はいないよ」
告白しても無駄だから
トーカーでいいや

とも取れます…よね?
そして、聞き手にも「誰を思っていたいの?」と問うている。

2番は

「何を誇っていたいの?」
「何も感じやしないよ」
意味なんてないけどさ
心底失望をした

 

「何か自慢できることとかある?」
「え、そんなの考えたこともなかった」
は?失望しました💢

 

みたいな。雑ですみません。
2番Aメロで自らのつたない自慢を一言で玉砕された上でのこの拍子抜け感。自分の感じた虚しさが馬鹿みたいだ。そんな風にも捉えられます。

別の観点で見ると、誇りを持たない人間にはなるな、とも取れますね。


それを踏まえた上でのラスサビ。

「君を愛していたいの」
僕は愛していたいの
叶わない恋ならば
共に灰になろう
「笑っておくれよ 冗談だよ」
「他の人」が良ければ
別にそれでもいい

漂うヤンデレ感。今までとは違い、歌詞に答え(?)を出してますね。

依存 寄り添った
愛に破滅の唄
昨日 よりも今日と
願う 祈りの唄

自らが依存した歪んだ愛を断ち切って、過去ではなく現在に目を向けてますね。
パッと見狂った曲なんですけど、よくよく歌詞に目を通してみると温かい曲なんですよね。最後に絶望を持ってこないのも、ミセスの良い所です。

そしてアルバムはCONFLICT(葛藤)に続く…


この歌詞はなかなか理解に時間がかかりますよね。筆者自身、完璧に理解しているかと言われればそんなこと全く無いです。

ナニヲナニヲという曲自体が聞き手に投げかけるタイプの曲なので、こんなとこで1ユーザーがあーだこーだ吐いてもどうしようもないんですが、少しでも歌詞を通じて自分を見つめ直すきっかけになれば。
人によって解釈の仕方は自由。
貴方は貴方のナニヲナニヲを。

 

  • P.S.

youtu.be
↑例のライブ動画


ナニヲナニヲはキラーチューンだと言いました。が、今はそうでもないです。最近なかなかやらないんですよね、この曲。
毒を吐く曲の枠はナニヲナニヲ&ミスカサズからVIP&うブにシフトしたみたいですね。
ですが今年の年明け早々、一年半の沈黙を破り、ナニヲナニヲがセットリストに入ったんですよね〜(ホールツアーを除く)
日によって愛情と矛先と入れ替わったりしてセトリに組まれてたらしいです。なので、この先のツアーでも時々演奏する…かも?
乞うご期待。