青りんごと皿

いつでも初心で居よう

【楽曲考察】ゼンジン未到と「CONFLICT」

f:id:murock0001:20170517213042j:plain 先日、ゼンジン未到とロワジールが発表されましたね。そのニュースに多くのファンが沸きました。

そもそも、ゼンジン未到シリーズとは、ミセスが黎明期に開催したライブであり、1st mini album 「Introduction」リリース時に開催されたミセス史上初の自主企画ライブ「ゼンジン未到とコンフリクト」、前ベーシストが抜け、我らが高氏こと高野清宗が正式加入して初のライブとなった「ゼンジン未到とパラダイムシフト」、2nd mini album「Progressive」リリース時に開催された「ゼンジン未到とプログレ」の三部作で終わったと思われていたライブなんですね。

正直、自分もそう思ってました。TWELVEツアーの「春宵一刻とモノテトラ」以降、ツアータイトルも英語にシフトしていったので。それがこの度、約二年半の沈黙を経て復活。しかもワンマンライブ。期待が高まるばかりです。

 

さて、なぜこの話題を出したか。察しのいいファンの皆さまならわかるはず。

 

そう、初の自主企画のタイトルに「コンフリクト」という文字が入っているんですね。CONFLICTという曲は、ゼンジン未到とコンフリクト公演の後、大森元貴がライブをして思ったこと、そしてミセスのこれからを綴った曲なんですよ。

 

驚いた方も多いでしょう。正直な話、この曲は人気が高いかと言われればそうでもないんですよね。ライブでもほとんどやらないですし。ですが、メンバー、少なくとも作詞者の大森元貴は、この曲をとても大切にしていると思うんですよ。言い過ぎかも知れないですけど、Mrs. GREEN APPLEとは?という問いの答えがこの曲に詰まっていると思います。

CONFLICT

CONFLICT

  • Mrs. GREEN APPLE
  • J-Pop
  • ¥250

 

CONFLICT。直訳すれば紛争ですが、この曲では心の中の争い、葛藤について触れています。

 

CONFLICT Mrs. GREEN APPLE 歌詞情報 - 歌ネットモバイル


CONFLICTの歌詞は、他の曲にみられる「諭す」ような歌詞ではなく、どちらかというと寄り添って「鼓舞」するような、内省的な内容の比重が多いように思えます。


未だに成せて無い事を
実らせて見せたいな

綺麗事がなんだかんだ好きな
僕らは希望を求めている

 のっけからいきなり大事な歌詞ですね。この歌詞は言うなればミセスの野望です。

まさに“前人未到”のバンドになろうとしてますね。

 そして何より、様々な解釈ができるのがミセスの強み。歌詞を自分に重ね合わせて響く人も大勢いるのではないでしょうか。

 いつだってそうだ
胸の内にあるんだ
本当はそうさ
叫びたいんだろう

誰しもが胸に抱く夢や希望。でもそれを抱くが故に二律背反の感情が湧き上がってきますよね。「どうせ叶わない」「本当にこれでいいのか?」「このままじゃダメだ」…そんな事を考えていると、無性に叫びたくなる。誰しもが経験あると思います。

 

いつだってそうだ
自信なんて無いさ
本当にそうさ
怖がってるんだよ

人って臆病者ですよね。何かに縋ってないと生きていけない。でもそんな僕らにも夢がある。

いつかはどうせ消えて往く
「今迄」の時間は 無駄じゃないと思いたい
だんだんいろんな事も忘れて往く
この今の気持ちだけは 忘れぬように

Progressiveというアルバムのテーマは、「人との接し方」というものがあるんですけど、バックボーンには「形あるものはいつか無くなるなら、何を大事にするか」というテーマも隠されているんですね。

その上でこの歌詞を見ると、刺さるものがありますよね。今迄を無駄では無かったと思えるような、悔いの無い日々を過ごせるように。今のこの気持ちを忘れぬように。

この時大森君が何を考えていたかはわからないですけれど、明確な決意は伝わってきます。

深く深く潜って居たいんだ
本質の果てまで
下手すりゃそれは結構辛く生きていく事だろう
あからさまに隠されている知るべき事実も
見たくもない聞きたくもない知りたくもない事実を

この世には、
まだ出番の無い光が実はたくさん散らばっている

きっと本質の果てには知りたくない事実もあるけれど、日の目を見ていない光もたくさんある。

だから

いつかは もしかしたら
想いが実を結び
僕らの抱いたこの夢は
誰のものでも無く
「私」のものだ

叶うかもしれない。もちろん叶わないかもしれない。けれど、この詞を書いた人は今も着実に夢を叶えています。

やるかやらないかは、自分次第。

誰もが抱くその夢は自分だけのものなんです。

貴方の愛しい胸に
その葛藤がある限り
この世も諦めることはなく
微笑みかけるでしょ

何かを決意する度に人は強くなれます。

考えることを止めた時、人はどうなるでしょうか。

 

 

恐怖や不安に駆られながらもなお進む、ゼンジン未到の道。その先に何があるのか。

その道が獣道でも、茨道でも、きっとミセスは走り続ける。それがCONFLICTであり、Progressiveなのだから。

 

 

…はい。CONFLICTが好きになってもらえたでしょうか。敢えて今回は考察少なめにしてみました。自分の耳で聴いて、感じてほしい曲なので。

 

あと、歌詞についての謎が一つ。「今迄」と「私」にだけ鍵カッコ付いてるじゃないですか。どっちもミセスの曲ですよね。関係あるのかな。

 

この曲は普段のライブでは絶対にやらないんですけど、ロワジールでは演るんじゃないかなと少し期待を寄せてます。どうなるかは当日までのお楽しみ。

それでは。