青りんごと皿

いつでも初心で居よう

【レビュー】Introductionとプロローグ

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どうも。本日は、Mrs. GREEN APPLEというバンドを語る上で必要不可欠な最初のアルバム、Introductionをレビューしていきたいと思います。


悲しいかな、このアルバムと転売問題は切っても切れない関係。Introduction持ってない方は、せめてこのブログを見て、曲を聴かずとも満足して頂いて帰ってほしい。転売のせめてもの抑止力になれたらと願うばかりです。

とか言ってる割に、ブログを見ていただく前に、注意点が一つ。すげえ馬鹿らしい内容になってます。ほんとに馬鹿馬鹿しいね〜。あと若干のdisも入ってます。そういうの無理な方はブラウザバックを。




さて、このアルバムは今のミセスと明らかに違う所があります。何でしょう?

全国流通してない!
それもそうですね。このアルバムは2,000枚限定でライブ会場のみで販売されてました。でもそこじゃない。

ジャケットが紙!
いや、まあそうだけどさ。Progressive以後はプラスチックのケースだけど、この頃は経費削減のため(?)紙ジャケ仕様だったんですよね。そこじゃなくて。

なんか歌い方が今と違う!
それ今から書こうと思ってたやつ!あからさまにもっくんが幼い。それでいて純粋。綺麗。素敵。

そんなこたあどうだっていいんだよ!!メンバーだよメンバー!!
このアルバムまではベースが高氏じゃなくてマスオさんだったんだよ!!
サザエさんじゃねえよ!!あだ名の由来はサザエさんかも知れねえけど!!

そんなわけで、もっくん&ひろぱと同年代のベースさんがいたんですけど、発売後に脱退しちゃったんですよね。何故かはわかんないですけど。

ってことで、Introductionの音源聴いた時には「これ高氏じゃないんだ〜」と思いながら聴くも良しですね。




ところで、このアルバムのコンセプトは「無常観」。形あるものはいつかは消える。盛者必衰の理。それを脳の片隅に置いた上でこのブログ読むといいことあるかも。知らんけど。


いやー、改めてIntroduction聴いてみたけどね、大森元貴の声が若い。好き。別人ですねこれは。

いや、今の大森も好きなんですけどね。やたらとエッジボイスとこぶしと吐息を多用してくるスタイルね。嫌いじゃないんですけどね。

「泣けることもぅぁ゛あ゛〜るぅ〜でぇぇ〜むぉっ嫌いじゃなぁ〜いわぁ〜‼」
も決して嫌いじゃないです。
やけに眉毛と手がうるさい(褒め言葉)のも、最近に至っては全身うるさいのも嫌いじゃないですよ。ええ。(服装と髪色から目を逸らしながら)




…真面目な話をしましょう。
例えばね、それなりに人生経験積んでそうな風格漂うおっさんが人生観語ったって「そりゃそうだ」で終わるでしょ?でも、まだまだ若いティーンエージャーが語ると「何者だコイツ」ってなって、グッと惹かれるんですよ。好印象であれ悪印象であれ。


音楽の場合、それが声質に出るんですよ。
例えばamazarashiの秋田さんみたいな、一言では言い表せないようなすごい声の人(語彙力)が「愛を買わなくちゃ」とか言いながら世界を皮肉っててもそれはそれですごいですけど、我らがミセス大森の透明感溢れる声で「大人は器用でずる賢いな」って言われた方がビクッってなりません?少なくとも俺はなりました。どっちも大好きな曲だけどね。


だから、やっぱ透明感ある歌い方に戻して欲しいってのは少しある。
もちろん明るい曲なら今の歌い方でも映える…はず…だけど…ね。
「あのぉう♪城ぅ♪をめぇぇ♪ざそぉかぁ〜♪」
「踊りながら進むウェダァンジョァンwwwww」
…いいと思うよ。うん。

許せ。全国の大森ファン。一度冷静になってOz聴いてみてくれ。実際こんな感じだかr(ry


このままではただのくそブログに成り下がるのでそろそろレビュー始めていきます。




まず1曲目。HeLLoですね。
m.soundcloud.com

これね、不安なのが、このリンクが消されないかどうかなんですよ。この前の我逢人の考察で、結構前のもっくんのツイートを載せたんですね。

そしたら、そのツイートにリプを送っちゃった方がいて。それなりの人数。それに勘付いたもっくんがツイ消ししたんですよね。
だから今回は隠密に、穏便に済ませたい。…分かるね?みんな。


…まあ、聴いて頂いた通り、TWELVE版とそこまで変わらないんですよね。TWELVEのレコーディングの時、この曲はIntroductionの時の音作りに出来るだけ近づけたかったらしく、皆で昔の雰囲気に浸りながら録音したらしいです。尚、Introductionの製作時にはまだ高氏はいなかった模様。


Introduction一曲目でのHeLLoですからね、この曲はミセスの中でもかなり大事な曲なんじゃないでしょうか。当時はライブ映像がYouTubeにて公開されていた模様。もちろん今は非公開。かなしみ。


最近はナニヲナニヲと共にライブで演奏されることが多くなってきましたね。こういう流れ結構嬉しい。これからも歌い続けて欲しい一曲ですね。




はい2曲目。
soundcloud.com
この曲はめちゃくちゃ変わりましたね。Introductionの時にはまだひろぱがタッピングに慣れておらず、他のメンバーの演奏力もまだ発展途上だったので、こんな感じでまとまってるらしいです。
このバージョンも結構かっこよくて好きなんですけどね。コピバンするならこっちの方がよさそう。TWELVEは頭おかしいっす。


この曲はなかなかライブでお目にかかれないですよね…モノテトラ以後全くやってない気がする。是非ともゼンジンでやって頂きたい。




続けて3曲目。スターダム
出ましたよ。問題の曲。Introductionの価値の5割はこの曲にあると言っても過言ではない。それくらい名曲のスターダムさん。


この曲の何がすごいって、メロディがサビ含めて8つも存在するってことだと思うんですよ。頭おかしいでしょ。8つだぜ8つ。


普通のJ-POPはイントロがあって、AメロBメロサビを2周してCメロからのラスサビで終わるんです。

youtu.be

↑普通のJ-POP。
(米津玄師はよく曲の構造が異常とか天才とか言われるけど、それは「リビングデッド・ユース」とか「ホッピンアパシー」に代表されるコード進行の歪さの話。米津の曲が不協和音感満載でも普通に聴けるのは恐らく曲の展開がしっかりしてるから。)


けど、この曲の場合、冒頭の「期待をして〜」をAメロとすると、「待てど暮らせど〜」がBメロ、「正直〜」がCメロ、「心配ないよ〜」がサビになるわけですね。
んで2番「兎にも角にも〜」はBメロ、「着々じゃ〜」はCメロと違った展開なのでDメロとしましょう。んでサビ。
この時点で相当頭おかしいんですけど、ここからサビ以外同じフレーズが出てきません。「失くしたくないから〜」がEメロ、「器用になるって〜」がFメロ、大サビを挟んで「枯れては散ってく花だって〜」がGメロとなります。


…なんやねんGメロって。サカナクションかよ。山口一郎かよ。目が明く藍色かよ。製作に9年を費やした感動の超大作かよ。


でも、スターダムを聴いた事がある方ならここで「えっ!?Gメロ!?」ってなってると思うんですよ。僕も最初はそんなこと考えずに「ええ曲やなあ…」って思いながら聴いてました。そうなるのは何故か。


この曲、ずっと同じテンポ、同じコード感で展開されてるんですよね。サビとか転調してるんですけど、うまいことフックを多用して転調感を出させない編曲にしてるんですよ。だから、曲としてのまとまりがしっかりしてるし、違和感無く聴ける。それをほぼ独学でやってのけてるんですよ彼。天才かよ。才能くれ。


編曲においてはミセス史上一番凝ってる曲だと思います。凝ってるクセに素人にはそれを感じさせない。能ある鷹は爪を隠すってやつですね。にくいね大森。


BPM190くらいのアップテンポな曲だけど、パブリック(195)、我逢人(198くらい)、ナニヲナニヲ(200)、CONFLICT(210)に慣れちゃったらそうでもないっすね。心地よい速さ。


ミセスのアルバムには「表向き」のリードトラックと「裏向き」、言うなれば隠しリードトラックがあると思っていて、このアルバムの場合、スターダムが隠しリードなんじゃないかなって思います。


てっきり2ndアルバムで再録してくれると思ってたらまさかの待ちぼうけを食らうというね。次に期待してます。あとゼンジン未到。アンコールでやってほしい。本当に再録が待ち遠しい名曲。




そして4曲目。FACTORY
こちらは再録されてハッピー。
この曲は大量生産・大量消費の世の中の風刺と、「形あるものはいつか無くなってしまう」という無常観を歌っている曲(だと勝手に思ってる)。


この曲に関しては再録前の方が好き。インディーズ期の無機質な歌い方が、曲のテーマにこの上なくマッチしてる。
あとイントロがいい。セルフタイトル版はリードギターの主張が小さすぎる…バックのSEはセルフタイトル版の方が力入ってて好きだけど。サビ後半のシュワァァァ…とか2番の水みたいな音とか。
あまりライブで演奏されないのが玉に瑕。ラスサビとかわざわざIntroduction版には無かったEDM要素入れたのに…これもゼンジンでやってくれることを切望。




そして5曲目。リスキーゲーム
リードトラックにして当時のミセスの代表曲でございます。リードトラックということでもちろんYouTubeにてMVが公開されてたけど(略)ということで。
ミセスは非公開にされた遺産が多すぎて怖い。今YouTubeで上がってる動画はほんとに氷山の一角。過去を調べてると「もっと早くからミセスを知っていれば」とか「あの動画保存しとけばよかった」みたいなたらればしか浮かんで来ないですよほんと。つらい。(メンバー的には動画の保存・転載は断固NGらしいから気を付けようね)


Variety版に比べてBPMが遅いです。4〜5違う気がする。今でいうサママと同じくらいのテンポ。これくらいがちょうどいいかも。キーボードが抑えめ、バッキングのギターが聞こえやすいマスタリングのため、曲の雰囲気が結構違いますね。あとIntroduction版はラスサビの後の「リスキーゲームで〜」が無いから、テンポが遅いといえどもあっという間に終わります。3分弱。儚い。


近いうちに楽曲考察もしますけど、結構深いこと言ってるんですよね、この曲。これもずっと歌っていてほしい曲ですね。サビでノリノリでタオル回したい。そんな一曲。




最後、6曲目。慶びの種
こちらは隠しトラックとなってますね。ミセスの曲というよりは大森氏のソロ曲みたいな感じ。「えほん」とか「光のうた」みたいな立ち位置。大森氏の貴重な咳込み(?)が聴けます。ミセスのインディーズ期のエッセンスが濃縮されたような一曲です。


「僕らの世界は思うほど綺麗じゃない」「大きな心で唄を歌うことは僕にもまだ無理だろう」「期待をして傷ついて無くなるもんとわかってるならさ 最初からいらない」「凍えないようにして 腐らないようにして 大事にしたものは結局すぐ消える」「もう散る命の輪でほらまた明日」
と、決して明るい事ばかりを歌っているわけでは無いこのアルバム。けれど、最後にこの曲を聴くことによって、それらが総て報われる気がするんですよね。

流れる汗はいつか
零れる涙はいつか
溢れる笑顔はいつか
大事な大事なものになるよ

ほらね?
すごく綺麗なんですよ、この曲。FACTORYにて「大事にしたものは結局すぐ消える」と歌ってるんですけど、「増え行くものと消えゆくものは生まれ変わり」とも歌ってるから、そこも含めて無常観なんでしょうね。深い。そこらもまとめて考察記事上げますね。
この曲もゼンジンで…聴けないかなあ…と願ってます。どうせ半実仮想。かなし。


以上、全6曲。聴いてみた感想としては「末恐ろしい」。だってこれがまだ「自己紹介」であり「序章」に過ぎないんですよ?ここからミセスは「進歩」して、「変化」する。それがいかに素晴らしいかは言うまでもないけれど、この時点で期待せざるを得ないバンドだったし、今もそう。ミセスには勝てない。そう痛感する一枚でした。




いかがでしたでしょうか。初のディスクレビューでしたけども。初のレビューがミセス、しかもデビュー盤というハードルの高さ。ほんとにこの頃のミセスは世界観がすごい。ライターとしてもいいお勉強になりました。


いずれはミセスだけじゃなくて好きなバンドのレビューなんかもしていきたいですね…
あっ、そうだ(唐突)
近々ちょっとしたネタ?記事を上げるんで期待しないで待っててください〜!
くだらないけどタメになるような記事目指して鋭意執筆中です…!


それでは。