【ライブレポ】ENSEMBLE TOUR@オリックス劇場(大阪)

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お久しぶりです。あっという間にENSEMBLE TOURホール編が終了しましたね。

元はと言えばこのレポもライブ終わって1週間以内に書こうと思ってたんですけども、色々あって今更推敲してます。時の流れって早い。


そんな訳で僕はツアー大阪編、オリックス劇場にてミセスを観てきたのでございますが。

終わった後に思ったのは「ミセス大丈夫か?」と。

セトリの組み方、演出、セット、機材、予算、そして人気。どこを取っても今までのツアーと違いすぎるんですよ。

こんなクオリティの高いライブを地方公演でもするということは、幕張やこれからのツアーはその期待値を超えていかなければならない。出来んのか?大丈夫か?ミセス。って。

それくらい満足感のあるツアーだったと思います。





確か僕は開場1時間前くらいに会場に到着したんですけども、その時から会場真隣の公園はアホみたいに人で溢れてて。正直困惑しかなかったですね。こんなに人気だったんだ…みたいな。

確か丁度一年前のツアーでもここでやったんだけど、その時はソールドしなかったんじゃなかったっけ?(追記:直前にソールドしていた模様)
それのリベンジも兼ねてまたここでやったのかなーなんて思ってましたけど、チケットは即完。WanteD!効果ですかね。めでたい。


メンバーがどさくさに紛れて会場近くの道路に潜入してたんですよ。涼ちゃんまた髪色変えてて「ロワジールの時の方が好きだったけど今もいいな~」なんて思いながら会場前の公園に向かうと、たまたま近くに高氏が居て。

「うわ~高氏だ~」なんて思ってたら、近くの女性ファンがそれに気付いたらしく、黄色い歓声(もはや叫び)を上げ、それに釣られた女さん方が一斉に僕の方目がけて飛び込んできたんですね。気が付いたらその場から2mくらい押し出されてましたね。

なんだよそのシステム。モンハンか何かかよ。怖えよ。みんな高氏よりスマホの画面覗き込んでるし。おじさん付いていけない。


他のメンバーが来る度に同じ現象が起こってたので大人見してました。もっくん来た時のモッシュはエグかった。会場前の道路は人で埋まってましたね。歩行者天国かな?スタッフさん必死の形相で止めに入ってましたけども。

ライブ始まってステージ上にファンが押し寄せたらどうしよう…なんて恐怖に駆られながらそそくさと会場入りしましたとさ(嘘です)







ではレポを始めます。フォロワーさんが撮っていた写真を何枚か拝借させて頂いてます。僕自身は写真撮らずに記憶に残す派。なので写真の無断転載はNG。何卒ご了承を。



開演時間から10分くらい遅れてスタート。
なにやら今回は映像から入るらしく、バラエティ番組さながらのOPが流れ始める。
ラブミーを模したSEでメンバーそれぞれの顔が移し出されると、最後に5人のシルエットが。

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(ポージングは公演毎に変わるらしい)



幕が下りると同時にラブミーがスタート。
ファンタジー感溢れる服装で登場した5人がフロアを熱狂の海へ誘う。
メンバーも飛んだり跳ねたりで見てるこっちも楽しくなる。(主にりょうちゃん)


熱量はそのままに、一番が終わると転調を繰り返し、キコリ時計へ。
ItMやモノテトラツアーの時と同様、踊ったりメンバー間の絡みも健在。
もちろんラスサビでのもっくんの手振りも。もう生で見られないだろうと思ってた。方向変わる時は昔よりちょっともたついてた気がしたけど。(過去のツアーDVD見てね)



続くLionでもポップなミセスを見せつけていく。
ワンマンだけあってシンガロングの熱量が凄い。四方八方からイェイイェイ聴こえた。でもラスサビ前の「悪くないかもよ」を歌わせるのはキツすぎまっせ大森さん。



そして今ツアーオリジナルと思われる導入でStaRtへ。
幾度となく耳にしてるけどこの曲とVIPはツアー行く度に変わってるからすごい。大森さんの喉も調子良さそうで、高い音も楽々出てた。

というかギター持ってる曲では音外さない印象。やっぱそれだけ大事に歌ってるんだろうか。
そんでもって日々パワーを増すギターソロ。めちゃくちゃ身体反ったかと思ったら速弾きは舌ペロで魅せていく。今のひろぱならもっとエグいソロ出来そう。StaRtのギターソロとVIPのベースソロはいつかもっとかっこよくなって戻ってきて欲しかったりする。
そして前まであったラスサビ前の謎の手首クネクネ運動は無くなってました。あれ好きだったのにな(小声)一人でやって慌てて戻したよ(小声)



続いてOz。こちらもロワジールとは異なる導入。
この曲もItM以降ずっとやってるのに観る度に印象変わる。今回は今までで一番ファンタジックだった。ひたすらメンバーがやりたい放題やってた記憶。涼ちゃんがタンバリン持ってはしゃいでた。気のせいかもしれないけど、いつも以上に大切そうに歌ってた気がした。

と、ここで暗転。
なんとここまでほぼノンストップ。ほんとにライブというよりミュージカル見てるような印象だった。


そして伝えたい事もはっきりしている。ラブミーでは愛を謳い、キコリでは未来を想い、Lionでは人を想うこと、StaRtでは初心を忘れないことを誓う。


色々な過去を経て、Ozでは

涙出来る心が在るじゃない
絞り出せる知恵が在るじゃない
立ち向かえる勇気が在るじゃない

自分の中に既に在ったじゃない
魔法みたいじゃない

と、今までを肯定するかのようなラスサビ。まるでこの公演の為に作られたかのような曲ばかり。恐ろしい。何が「魔法みたいじゃない」だよ。お前らの音楽の方が魔法だよマジで。




ここで暗転。
そしてここからが第2幕。
今までの多幸感が嘘のように次々と落とされるコアな楽曲群に観客が呑まれる数十分。



暗闇の中、切なく響くピアノとギター。徐々に熱を帯び、絡まり合うベースとドラム。やがてその熱が最高点に達し、ギターがかき鳴らされた瞬間。メンバー5人が向き合った。
ドラムの4カウントから始まった一曲は、まさかのパブリック。
白い光が上下からメンバーを包む。と同時にステージ奥に伸びた影は曲の世界観を如実に再現していた。



そもそもこの曲、パブリックは大森元貴が高2の時に作った曲で、大事なライブの最後に決まって演奏されていた。それも今まで5人で向き合って「せーの」の一声で最初の1音が掻き鳴らされるものだったので(FCツアーでもほぼ導入にかき消されてたけどそうだった)、驚きしかなかった。
大事すぎて演奏できなかった(?)時期を超えて、この曲をものにすることができたのだろうか。

その影響だろうか、大阪では2A「人は優しさを育む生き物だ」で手拍子が起こっていた。
個人的にはこの曲は手とか使わずに心で聴くものだと思ったけどね。



メンバーの演奏も日に日に迫力が増していて、この曲の間はずっと圧倒されっぱなしだった。

特にギター。
若井滉斗は猛り狂っていた。
全身でこの曲を演奏していた。今にも壊れそうなほどに。
何か、それを見て安心した。曲の立ち位置であったり、環境、時代が変わっても、メンバーの想いは確かに変わっていなかったのだと。




そしてなんといっても忘れられないのがラスサビ。
自分の為に光となる」。彼は確かにそう歌った。
後々聞いた話では、福岡公演でも同じように歌っていたらしい。本当かは知らないが。
これは彼なりの決意表明なのだろうか。後のMCを聞いてそう思った。




またしても間髪入れず、ベースのうねる奇怪な導入からテンポを崩してアウフヘーベン
会場が赤色に染まる。
眩くて醜く残酷でいて美しい。そんな曲のイメージを具現化したように明滅する照明。今にも消えそうだった。
赤と青のライトはまるで理性と欲望のように、交互にメンバーを背後から刺し、サビでは「なんだっていいんだって。」と、赤の光がつんざく。

この曲の見どころは1サビのラスト。
「人を朝日が刺す」でパブリックと同じ白い光が会場を包んだ

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このシーン。
(追記:多分この画像はパブリックの時だけどアウフヘーベンもこんな感じだったしいいよねうんうん)


TWELVEと違って全曲解説とか無いENSEMBLEの楽曲群。この曲の「なんてことはないよ」の意味がライブ観るまで今いち明瞭ではなかったから、この瞬間から鳥肌立ちっぱなしだったのを憶えている。

グロテスクなまでの赤に包まれたままアウフヘーベンが終了。




ここで会場は一時ブラックアウト。
明転すると同時にCoffeeが始まり、プロジェクションマッピングが始まる。

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見ての通りアコースティックセッション。高氏がコンバスを手に、ジャジーな音色を響かせていた。(ひろぱがDVDで使ってたなんかシャカシャカ言うやつは同期で音が入ってたっぽい。だからひろぱはギター弾いてます。)


前2曲とは打って変わって、それこそカフェ、ジャズバーみたいな、座って観られるような落ち着いた空間だった。

最後にスクリーンに、カフェの上空(画像左上から右上にかけて)を鯨が通った。気付いた人はここからもう鳥肌立ちっぱなしだったのでは。



泡の音。深く水に沈んでいく。ピアノの音が響く。優しく包み込むように。その音が大きくなると共に響くバスドラとハイハット
演奏されたのは鯨の唄。

白い煙から解き放たれたような大森。バイオリンの音色が会場を包む。
水の中に白い絵の具を落としたような煙のエフェクトがステージ上を行き交う。
この曲も今までは大森さんの声域に注目する曲(個人の感想です)だったのが、完全に映像美に魅せられていた。

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2サビ銃声が響いたからは砕け散る瓦礫。爆発。赤い粉塵。
改めてスケールが大きい楽曲であることを再認識すると共に、
「いつまで悲しんでいるの?ここでちゃんと見ているからもう泣かないで」
と、背中を押す歌詞が心に響いた。陳腐な表現だけどエモかった。

この時、イヤモニの調子が悪かったのか、大森さんの音程がズレてたんですよね。上に。そう。上に。原曲より高いキー出てた。最高音ですら上ずってたからね。バケモノかよ。



そして鯨が終わってスクリーンに映し出されるは映写機のような映像。

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そして羅列する0と1、乱数の数々。
映像と共に流れていたノイズが鳴り止むと共に始まったのはFACTORY。
ここでプロジェクションマッピング用の幕が落とされ、ステージは優しい緑の光に包まれる。

実はこの曲、ツアーで演奏するのはこれが初。メジャーデビューしてからは2回しか披露されていなかったし、再録してから披露したのはサマソニのみ。

この曲も楽曲解説とか無かったので(2ndAL初回盤で楽曲解説やるよ~とか言いつつやったのは3曲目までで残りは放置とかいうミセス史に残る大罪を犯している)今までこの曲も何となくで聴いてきたのだけれど、大森さんの歌い方とかでなんとなく察せたというか。

「蹴り込む苦痛に踏みにじる/メロディーと僕は違うからさ」
言葉に出来ない想いを落とし込めた曲。
いつかどうせ終わってしまうという無常観。
どうしようもない無気力と衝動のようなものが詰まったものに感じた。




ここで第2幕終了。MCへ。
MCに関しては僕より詳しく解説してる方が大勢Twitterにいらっしゃるのでそちらを参考にして頂ければ。サクサクっと行きます。



活気に溢れる大阪会場の皆に「静かになるまで話しません」と教師じみたMCをかます大森。声出しじゃんけん大会とかいう謎の儀式を生み出そうとしたキーボード藤澤涼架は、ズボンのチャックが落ちるのを気にしてしきりにそこらへんを触っていたのを大森にイジられる。

ご当地コールアンドレスポンスのコーナーでは、若井が「『おおきにー!』って言ったら『かまへんでー!』って返してください!」という本場では絶対見ないようなやり取りを強要してきた。しれっと大森の「頭悪そうで面白い(笑)」というサイコパス発言も飛び出す。

おおきにかまへんでコールが何回か続いた後、大森が『かまいますかー!?』と言ったら客が『かまへんでー!』で次の曲に行くことに。もはや意味がわからないが会場は大盛り上がり。

観客総出の特大「かまへんでー!」が飛び出した後に続く導入はバチボコ重厚感溢れるやつだったので、フロアがどよめきと笑いの渦に包まれる。

大森「落差がすごいっていうね(笑)」



そんな草を生やしたファンの眼に射し込んだのは緑ではなく紫の光。
ベースとドラムの重い音が会場を覆い…暫くの沈黙の後。

飛び出したキーボードの電子音に会場が沸く。

今やこの曲がミセスの代表曲なのだろうか。

この日一番の盛り上がりを見せたWanteD! WanteD!は、導入はFCツアーの時と変わらず。
変わったのはこの曲の持つ求心力と、それを魅せる彼らの腕だろう。
初披露のロワジールとは見違えるように強く、深く、エロくなっていた。
大熱狂&大熱唱のフロアに、大森は若井を嬲るように見つめる。
沸き上がる歓声。息つく間もなく転調。迎えるラスサビ。見渡す限り誰もが曲に惹き込まれていたと思う。そう思わせるほど、彼らのパフォーマンスというか、ライブに磨きがかかっていた気がした。
最後の一音までフロアは冷めなかったし、最後の一音が終わった後もそうだった。



曲間無く続いたWHOO WHOO WHOOでは、会場をジャンプの渦に巻き込む。

今回から各メンバーのソロパートが追加され、見応えのある展開に。
「来世には高氏」と大森が歌うと、ステージド真ん中で高氏のベースソロ。そこから他のメンバーのソロへ繋ぐという形だった。やっぱりミセスは魅せ方が上手い。

ご自慢の高音でフロアを沸かせた後、喝采と共にステージは暗転。




たなびく緑の光。
ヴヴッ…流れるノイズ。うまく聴き取れない言語。
正直驚いた。この流れでこの曲が来るか、と。
30秒程鳴り響いたノイズを掻き消すかの様に同期が流れだす。
そこからほんの数秒後、哭き喚くリードギター
憂いを帯びた大森元貴がそこにはいた。


去年の暮れ、FCツアーの東京、恋と吟を披露した後、大森は「この空気になるからやらない」と、曲終わりの静寂に難色を示していた。もっとも、多くのファンがその空気を作れる凄みに惹かれているのだと思うが。
心が痛くなる曲を盛り上がる曲でサンドウィッチするのはきっとそういう所から来ているのだと思う。


L.P。Love Personと題されたこの曲。
タイトルとは裏腹に、報われない愛情が逆流して噴き出したような、なんとも重苦しい曲。

スクリーンに映る歌詞が悲痛さを物語る。

僕は大森元貴がこの曲を本気で歌っている所を見た事が無い。本気と言うと語弊があるが、この曲に完全に入り込んでいる所は見た事が無いのだ。それほどまでに苦しい記憶なのだろうか。
淡々と、曲を書いた当時を憐れむじゃないけど、悲しさに陶酔したり溺れたりするのではなく、確かめるような、そんな歌い方だった。


失意のどん底に堕ちるようなラスサビ。

「寂しいな」

心が割れるような音の後、響く残響、少しの余韻。「ありがとう」は、少し重かった。



闇を引きずったままREVERSEに移行。
理想との裏返し、吐き気がする、反吐が出る。失望。
音だけ聴けば軽快なものだが、歌詞を見れば闇だらけ。そんな曲がミセスには多い。その本質を見抜いていた人には、この流れでこの曲は複雑な気持ちだったのでは。

なんせ「嗚呼 嫌 鈍感が増えてく」のパートではリズムに合わせて地面を叩きつける仕草が見られた。理想との乖離。溜まりゆくフラストレーション。そんなものをこの曲に閉じ込めたのだろうか。そう思うと何だかいたたまれない気持ちになった。

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暫く地面を叩いた後は脱力したようにぶらーんとしていた。全身で曲を表現するとこうなるのか…。もうそういう目でしか見られなくなっちゃうからダーク路線も頭空っぽで聴ける曲欲しい。WHOO以外で。うブみたいなやつ。

…こういう願望が「期待に追われるヒーロー」の闇を加速させてるんだろうか。そう思うともう…酷でしかない。



一旦重い流れは断ち切って軽いMCへ。
「後半戦!ここからさらに盛り上がるけど付いてこれますか!」と、皆の期待感を煽る。

特に前置きも無く耳馴染みの無い導入へ。
モニターもライトも特に演出は無く、ただただ固唾を飲んでそれを見ていた。

開口一番、
「救出の3秒前から数えて3秒後に」
耳を疑った。

救出論。
ミセスの中でも初期の中の初期、西暦にして2013年の曲。Introductionに収録されたFACTORYと同年代であろう曲だ。
昔ライブで披露されたかどうか定かでは無いが、仮にそうだとしたら4~5年振りのセトリ入りということになる。


そんなことを一切感じさせない、色褪せない歌が、音像が、会場を導く。
真っ白な光はREVERSEまでの闇を浄化するように、煌々とステージを照らす。
今のミセスの手でアップデートされた救出論は、その光にも負けない輝きを放っていた。

ただただ会場は唖然としていた。各々の観客の頭に浮かぶものが歓喜なのか驚きなのか涙なのか?なのかは分からないが、皆がこの楽曲に魅了されていたのは確かだろう。

HeLLoとリスキーゲームを足して2で割ったような四つ打ちのロックチューン。
「救出論」と冠しながらも叱責を交えつつ、ミセスらしい歌詞で手を差し伸べる。そんな1曲。
音源化はよ。



4分程度の浄化タイムを終え、舞台はSPLASHへ。
ゴリゴリポップな同期とジャキジャキテレキャスサウンドでいい感じにフロアを温める。
大森さんがAメロで身振り手振りわちゃわちゃやってたけどもうそんな事はどうでもいい。
モニターに映る映像が完全にスプラトゥーン。めっちゃペンキカラフル。
そんなこと考えてたらもうサビ。「探しに行こう」の裏声が喉からCD音源すぎてビビった。

サビ後半の裏ノリパート(?)やラスサビ前は音源やスタジオライブ映像より丁寧に歌っていた。
とある雑誌で大森さんが語った「SPLASH!!!はTWELVEでいうSimPleポジション」って言葉が引っかかってたけど、なるほどこれはStaRtやSimPleと地続きなのだなーと。
歌詞にミセスのこれからの決意表明みたいなものが込められている気がした。
「僕らが未来だ」。決意の込もった声が響いていた。
音源とは真逆の、ポップながらもロックでいて力強い演奏だった。



そして今回は「歌ってくださーい」みたいな前置きもなくSpeakingへ。
モニターに映る歌詞がデカい。
いつも通りの大盛り上がり。この曲が一番フロアが1つになってた気がした。
と、ここで突然大森さんが「歌うパート交代しようぜ」みたいなことを言い出し、
ファンが2番丸々歌うという謎の事態に。お前はミスチルか。(伝わらない)



Speakingが終わるとMCへ。
ここもあまり覚えてない上にTwitter探れば秒で出てくるのでサクサクと。
皆ファン歴どれくらい~?みたいな話をすると歴5年のファンがちらほらと。根強い。

ここでよく取り沙汰される「ミセス変わった問題」に本人が言及。
以下要約。

あまりこういう事言うのは良くないけど僕はミュージシャンの自覚がないからエゴで語る。
皆それぞれストレスの発散の仕方ってあると思うんだけど、僕はそれが曲作りで。
辛い気持ちや悲しさを曲に閉じ込めることで乗り越えてきた。

でもそうやって作った曲達がオリコンチャートとかに入って、辛い思いをして作った曲が「これいいね~」って言われたり評価されて。それがすごく複雑で。
曲作りの時、僕は過去の思い出だったり記憶を引き出し開けて無理やり取り出してきて「あれ?これってどういう感情だったっけな」って傷を開いて思い出しながら作る。それがある時嫌になって。

サママ・フェスティバル!っていうスーパークレイジーハッピーソングを作ったのね。
サママがあるからなんでも出来ちゃうみたいなとこあるんだけど。
「こんな楽しい曲作れるならもう辛い思いしなくてよくないか?」って思って、2ndAL「Mrs. GREEN APPLE」は自分だけじゃなくてメンバーや他の皆に委ねる作り方もした。
変わったと言われた。僕もそう思ってた。

でも何故かある時、「もう1回やってみようかな」って思っちゃって。また過去と向き合って。そうやってENSEMBLEを作った。TWELVEの時の感覚と似ていた。辛かった。
音の感じはめっちゃハッピーだし、今日のライブの服装も華やかだけど、そうしないとやってられないくらい悲しい思いが詰まってる。
やってる事は同じ。ただパッケージの仕方が変わっただけ。

そうやって作った曲をこうして皆の前で披露して、聴いてくれて。それでようやく報われる。けど、報われれば報われるほど寂しくなってしまう。孤独を感じてしまう。

一部齟齬があるかもしれないが、概ねこんな事を語っていた。


それでも、それでも彼は今もなお、闇を歌っている。
このライブの最後、彼は「Mrs. GREEN APPLEは原点回帰します」と語った。それを裏付けるように、「青と夏」収録の「ア・プリオリ」はVIPを彷彿とさせる毒舌ナンバーだし、インスタで度々披露されている「Soup」も寂しさや虚しさを歌った曲だ。

途方も無い虚無感と相対してでも、彼は誰かの為に、自分の為に光となる事を選んだのだろうか。


にしても、「誰もわかっちゃいないわけでもない」なんて皮肉だな~と。こうして言われるまで僕達は彼の気持ちに気付けなかった訳で。それで離れていった人も大勢居て。かくいう筆者も道徳と皿聴いて「死ぬまで初回盤買ったろ」と誓ってなければ、ゼンジン未到とロワジールに行っていなければ離れていたクチだ。


「嫌いたくないからそらそろじゃあね」と、L.Pのワンフレーズを吐いて去っていった元ファンを横目に彼が何を思ったかは分からない。けれど、どれだけの人が離れようとも、彼は歌い続けるのだろう。

傷は癒え 明日に期待をしてみても
生まれ持った 呪いがさ
解けてしまったら 私じゃないから

恐らくそういうことなんだと思う。



このMCを聞くまで、They areは亡くなった彼女を弔う唄だと思っていた。
まさかこんな深い曲だったとは。
ピアノオンリーで始まったその曲を、歌詞の一節一節を、噛み締めるように歌った。
その度に何処からともなく聞こえるすすり泣く声。
一番が終わって他のパートが入り、悲しみのアンサンブルは強さを増す。

これはもう行った人にしかわからない領域だ。
今までミセスのライブを見て泣きそうになる事は多々あった。なんならこの日もパブリックの歌詞変えで既にきてた。けど堪えた。涙を流したら何も見えなくなるから。1秒でも長く焼き付けたいから。でもこの日は無理だった。
その音は、声は、紛れもなく僕らのためのものだった。確かにそう聴こえたのだ。



They areが終わり、すぐにPARTYが始まった瞬間に大森元貴が放った一言。
なんて言ったかすら覚えていない。けれどその一言で涙したのは覚えている。
すごくアバウトに言うと「後悔しないように生きてください」的なニュアンスだった気がする。

ただ、その言葉が眩しかった。
会場を包む虹色の光を憶えている。
心の底まで照らしてくれるような、そんな瞬間だった。

からの「もう一度」。自分に、そして皆に向けての歌だ。
もう感動が記憶を上回ってエモーショナルな気持ちしか残っていないが、このツアーで聴くThey areとPARTYほど感慨深いものは無いだろう。

「このメロディーともどこかで」の所は確か昔のデモから引っ張ってきたメロディーらしい。そんなことを考えているとまた泣けてきたりした。

ラスサビの「君はちゃんと涙出来る」はまるで自分へのメッセージのような気がして込み上げるものがあった。

数え切れない辛い思いを抱えてるからこそ、「人生はパーティーだ」なんて唄えるのかもしれない。



そして最後はラブミー。
とことんまでハッピーに終わらせようとしてくる。そういうとこも好き。
冒頭サビが終わると2番へ。

「僕には無理だ」
「私じゃ無理よ」
世界で流行る言葉たちよ
どうかこの地球で
自由になって夢をみよう

もうここまで来るとどんな言葉も説得力を帯びてくる。鬱病患者でも多少は「生きてえなあ…」ってなるほどの威力を秘めていたと思う。

ツアーに行った誰しもの本編終了後の世界は輝きで満ちていたことだろう。



いつもより長めのアンコール。10分近くは続いただろうか。
着替えに手間取ったか、メンバーが泣いたのか、イヤモニの不調か、セトリで揉めたかは定かではない。でも、その時間さえも心地良かった。


幕が上がると同時に春愁が始まった。
「早いものね」と同時に「(曲始まるの)速っ」と思ってしまった。そこも狙ったのかな。謎。
桜を連想させるピンクのライトがほのかに照らす。

ボーカル大森元貴が高校卒業と同時に書き上げたという曲。
今まではギターだったりピアノの弾き語りで演奏されてきたけれど、こうして同期とバンド演奏が入った春愁もまた違った良さがある。

色んな感情を優しく包んでくれるような、温かい演奏だった。




ここでMC兼青と夏の告知へ。販促は基本。

「やってー!!」と叫ぶ声を「今日はまだ(披露)できない」と軽く大人の事情を匂わせながら拒否っていた。
それが理解出来てない人はしきりに叫んでたけど。
てっきり聴けるもんだとばかり思ってたから少しショックだった。

「権利関係がややこしいなら仕方ねえ」と思ったものの、まさか福岡であんなサプライズやるからって隠してたとは…許すまじ…
しかも福岡以降はラブミーもENSEMBLE Versionだったらしいじゃんか…?なんか俺ら損した感ない…?1曲分損した感ない…???


そして沖縄でライブをすることを発表。
MGA MEETYOU TOURの追加公演として行われた「NAHAHA FESTIVAL」(タイトル読むの恥ずかしいなこれ)とは違い、今回の沖縄公演は「Mrs. ONEMAN LIVE ~青の海と夏~」というタイトルが付いている。
ミセスにおいて「タイトル ~サブタイトル~」の公演はめっちゃ大事なライブだったりする。
エンターテイメントに振り切ってるのが英語公演なのではないかなーと。
僕の予想だと今回のツアーでやらなかった某曲を某氏とやりつつ某氏のバンドの代表曲のカバーも披露したりするんじゃないかと睨んでおります。沖縄に近い方は是非行ってみては。
(追記:全然そんなことなかったけどア・プリオリ初披露はなかなかの破壊力でしたね)




そして最後の1曲へ。「原点回帰」宣言を高らかに掲げると、我逢人で大団円へ。

「笑顔であってほしいな」

フロアの大歓声と共に、物語はこの一言で幕を下ろした。





セトリ
01.Love me, Love you(1番)
02.キコリ時計
03.Lion
04.StaRt
05.Oz
06.パブリック
07.アウフヘーベン

08.Coffee
09.鯨の唄
10.FACTORY

~ご当地MC~

11.WanteD! WanteD!
12.WHOO WHOO WHOO
13.L.P
14.REVERSE

15.救出論
16.SPLASH!!!
17.Speaking

~MC~(曲作りについて)

18.They are
19.PARTY
20.Love me, Love you(最初のサビ~2番~)(ラスト3公演のみ?ENSEMBLE Version)

En.
21.春愁

~MC~

22.青と夏(福岡以降。福岡は我逢人の後に演奏)
23.我逢人




行って損はないライブでした。幕張の参戦を決めあぐねてる方は是非。
このブログ見てもセトリは結構変わると思うしきっと楽しめるはず。
それでは。

CRAZY VODKA TONICを聴いてくれ。ハマらなくていいから。

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どうも。


今回ご紹介するのは最近怖いくらい推してるあのバンド。


CRAZY VODKA TONIC



です。
そう、最近じわじわ売れてきてるあのバンド。初見読めない。
クレイジーウォッカトニックって読みます。略称はCVT




おい!そこのお前!バンド名ダサいとか言うな!!略し方がローカルのテレビ局みたいとか自動車みたいとか思ってても言うな!!
ロゴはかっこいいんだロゴは!!ダサいのはメンバーも自覚してるから!!!!


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ほらかっこいい。惚れた。クレイジーどころかめっちゃクール。



…そろそろファンの方から怒られかねないので真面目に書きます。CVT知らない人でもこれを見れば全部丸わかり!なWikipediaを超える記事にするから許して。

全部読むの疲れるー!!って人は動画だけ見てくれればOK。ぜひぜひ沼に落ちてくださいな。


目次

CRAZY VODKA TONICとは

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邦ロック界隈でもCVTは知らない人の方が多いと思うのでここらで一応の紹介を。

メンバーは左から順に

Gt.奥本真光 Vo.池上優人 Ba.進竜馬 Dr.坂本志穂美 (敬称略)

広島県福山市出身の彼ら。2010年、県内の同じ高校の同級生を中心に結成。そこからバンド名は変わってないので現在8年目。長い。

高校時代にもデモシングルを2枚、シングルを1枚発売と、精力的に活動していたが、高校を卒業してからさらに本格的に。

2012年、2ndシングル「遠回り」をリリースし、紆余曲折を経て前任の女の子のドラマーが脱退、その後サポートとして入った高校の同級生の男子が加入、男4人組に。

2014年3月、自主企画イベントにて1stミニアルバム「86000分の1」をリリース。ツアーを発表。ツアーは大成功に終わる。

9月、自主レーベルを立ち上げ、シングル「諸説は君だ」をリリース。

11月、リリースツアーファイナル、彼らのホーム、地元のライブハウス、福山Cableで初のワンマン。

ドラムスが2015年1月のライブを最後に脱退。3人体制に。

2015年06月 2ndミニアルバム「哲学 愛は、溢れるより零れる」をリリース。

同年11月、サポートドラマーとしてライブを共に行っていた同じ高校のさかもとさんがリリースツアーファイナル、2度目の福山Cableワンマンにて正式加入。
地元の繋がり強すぎかよ。

2016年4月、1st EP「刹那の一節」をリリースし、ツアーを開催。ファイナルは初の岡山CRAZYMAMA 2nd roomでココロオークションと2マン。

ツアー終了後もライブをしまくる。

2017年4月、1年のスパンを空け待望の新作EP「盲目のピアニスト」をリリース。本作からネットでも購入可能に。

6月のツアーファイナル(3度目の福山Cable。ソールドアウト)で新作のリリースを発表。

11月、3rd EP「前人未到」をリリース。

12月、ツアーファイナル(またしても4度目の福山ワンマン)にて、全国流通を発表。

2018年3月、ミニアルバム「書を灯す」で全国流通。

11月、ミニアルバム「万物の独白」を発売予定。リリースツアーは初の大阪ワンマン!行けねえ!辛すぎる!


さかもとさん加入後はやけにクールなイメージが漂っている。でもライブではめちゃくちゃ熱い。そんなバンド。



このバンドの何が良いかと問われたら真っ先にギターが思い浮かびますね。説明するより聴いてもらった方が早いのでこちらをどうぞ。


youtu.be


ね?いいでしょ。しっかり刻んでくるドラム。めっちゃ動く安定感あるベース。音厚くてしっかりしてるリズムギター。時にクールに、時に哭くリードギター。いい感じに調和してるボーカル。噛めば噛むほど味が出る歌詞。
分かる人には分かる良さがあります。
狂乱以前のオーラル、最近のストレイテナー、Halo at 四畳半、Ivy to Fraudulent Gameみたいなバンド(特にギター)が好きな人はハマる可能性大。(あとこのバンド、めっちゃ昔にオーラル、Ivy、マイヘアと一緒にライブしてます。地味にすごい。)


このバンドの特徴として

①全曲ギターがエモい
②基本的に曲の世界観が前向き
③文学ロック
④静と動の共存
⑤透明感
⑥曲の振り幅が広い
⑦艶のあるサウンド

などが挙げられます。


普通、文学ロックって歌詞をしっかり読まないと曲の良さが分からなかったりとか、ボーカルから出る鬱オーラが半端なかったりと、やたらとクセが強くて「取っ付きにくい」印象があると思うんです。


安心して下さい。このバンドはそういうの一切無いです。全曲ノリがいいので歌詞は感覚で感じ取ればOKだと思うし、鬱な雰囲気も無いのでかなり取っ付きやすいと思います。


あとボーカルは白Tが似合うイケメンです。そしてライブだと超絶イケボです。もう一度言います。超絶イケボです。生で歌声聴いて「CDと全然違うやんなにこれ…惚れる…」ってなってから筆者は完全にCVTもとい池上さんの虜です。気付いたらライブ終わりの物販で音源全部買い揃えてましたよ。これがCVTマジック。恐ろしや。(元々買うつもりでライブ行った)


ついでにライブでの話をしておくとですね…音源だけ聴いてて薄々勘づいてた方もいらっしゃるかとは思いますが…ボーカルが厨二病です。
褒めてます。分かりにくいと思うけどめっちゃ褒めてます。許せるタイプの厨二病です。僕の行ったライブではSE止まって開演して、開口一番語りパートから始まりました。(実際聞くとかっこいいからね!変な先入観持たないでね!)


ライブ序盤はクールな感じだったんですけど、徐々に熱を帯びてきて「涙の走馬灯」では「自分を託した自分を愛したいよなあ!!!!」って吠えてました。それもそれでかっこよかった。


あとベースの進くんがめっちゃいじられキャラでした。自分の方が年下なのにくん付けしたくなるくらいには天然でした。メンバー最年長なのに。


そしてまあ演奏力がバカみたいに高いです。メジャーデビューしてるって言われても驚かないレベル。ギターとか一瞬「音源流してない?」って疑ったほど上手いです。しかも音源より回数弾いてるから熟れた感出てて脱帽。後述する「ハッピーエンドの続きを」のギターソロではCDには入ってないフェイザー(ギターのエフェクト)かけてギュインギュインやっててなんかもう…しゅきぴ…って心の中のクワルー菊池遼が呟いてました。



そんでもって特徴として挙げた「静と動の共存」。音源でもそうですけどライブだと特に、ものすごく盛り上がった後の静寂とか、静かな雰囲気から一気に盛り上げたり、リスナーを驚かせるのが得意なバンドだと思います。「哲学~愛は、溢れるより零れる」とか「前人未踏」なんかは初聴鳥肌立つレベルではっとした記憶。


ピアノロックって書いたけど、一部の曲に鍵盤や打ち込みが入ってるだけで、無い曲ももちろんあるし、どの曲にも「らしさ」が詰まってます。ゴリゴリの王道ギターロックもあれば、全編打ち込み基調の曲もあるけど、全部聴いてて違和感は無いし、決して二面性っていう訳でもなくて、しっくり入ってくるんですよね。

電子音や鍵盤の使い方が異常に上手いんですよ、このバンド。
「曲がごちゃごちゃしすぎててよくわからない」とか、「ギターがジャカジャカしててうるさい」とか、はたまた「シンプルすぎてつまらない」ってインディーズバンドあるあるなんですけど、それらの要素が一切感じられないバンドです。しかも全国流通前からずっとハイクオリティ。一聴で「CVTだ」とわかるギタースケールを確立しているし、ベースラインがいい意味でテンプレに沿ってなくて予想出来ないしその上かっこいい。ドラムも同じ。しかもパワフルだし手数も刻める。



ここまでの内容を一言でまとめるとすると、要は「最強」ってことですね。ええ。

変化球が得意技だけどひねくれ者ではなくむしろ真面目で、たまに投げるストレートがキレッキレの一撃必殺。
変拍子だったりギターピロピロさせたり飛び道具使いまくってますけど、楽曲作りの点に於いてはすごく実直で素直。たまに作る王道ギターロック曲は半端じゃなくかっこいい。そんなバンドだと思います。


これで大体どんなバンドか分かって頂けた気がするので、お次は音源紹介です。


Discography(作品紹介)

ここから本気出します。今でもライブでやる作品ないし音源は全曲紹介します。
めっちゃギター褒めるのはお気になさらず。では参ります。


さっきのMV(涙の走馬灯)と僕の説明で皆さんお気付きだと思いますが、このバンドは正統派とはちょっとズレてますよね。けど、初期のCVTは割と普通の邦ロックだったんですよ。「遠回り」って曲がYouTubeに上がってるんでよかったら聴いてほしいです。

今のCVTにある透明感であったり、静と動の共存みたいな個性は1stミニアルバムから徐々に片鱗が見え始めます。ダイジェストYouTubeにあるんで見たい方は見てね。妄想回路って曲は今でもワンマンとかでごくごく稀にやってるよ。再録してほしい。ちなみに僕のイチオシはオオマガドキ。いつか演ってくれると信じてます。

3rd Single「諸説は君だ」

2014.09.27 Release ¥1,000


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今作から自主レーベル「UP SET RECORD」を立ち上げ、制作に本腰を入れ始める。
そしてここから完全に今のCVTにシフトしていく。方向性が固まり、ドラムが徐々に四つ打ちしだし、ギターはピロピロギュインギュイン言い出す。

残念ながら去年の夏に廃盤となってしまったものの、持っている人は少なくない一枚。あっ、僕は持ってないです。


1.諸説は君だ

youtu.be


今でもたまにワンマンで演る一曲。歌詞がエモい。この頃のCVTはラブソングが多い気がする。後述するけどラブソングって曲もあるくらい。イントロから変拍子なのに気にならないのは演奏のなせる技なのでしょうか。


2.いつかもう一度
ミドルテンポのダンスビート曲。ギターが動く動く。よくCVTのセトリとかチェックするんですけど、リリースツアー以外でこの曲やってるのを見た事が無い。大事な曲なんでしょうかね。


3.雨のあとに

youtu.be


「書を灯す」にて後述。


2nd mini album「哲学 愛は、溢れるより零れる」

2015.06.27 Release ¥1,500


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youtu.be



タイトルの通り恋愛にフォーカスを置いたアルバム。哲学的かつCVTならではの詩の綴り方で愛にまつわる5つの物語が絡み合いながら展開していく。「小説ロックバンド」っていうキャッチコピーで売ってるのもこの作品を聴けば凄く分かる。曲の完成度がかなり高い。
前ドラムが抜け、サポートドラマーとしてさかもとさんが入った、現CRAZY VODKA TONICとしての初期衝動が詰まった一枚。このアルバムが一番好きな人も多いはず。


1.哲学
ボーカルさんが両耳を行ったり来たりのインタールード。これを恥ずかしげ無く聴けたらあなたはきっとライブでも大丈夫だ。


2.愛は、溢れるより零れる

youtu.be


この曲でCVTに惚れた。イントロと間奏のギターが最早芸術作品。至高。
MVで聴き慣れた人が1~2の流れを聴くとちょっとびっくりするはず。買ってからのお楽しみ。


3.何故
3分足らずと短い曲だが、ライブで盛り上がること間違いナシな一曲。サビの「何故だろう」は口ずさみたくなる。個人的にイントロからAメロまでの四つ打ちしながらめっちゃ細かく刻むドラムが好き。


4.君は春の名をそう呼んだ
「やわらかい春の名を、あなたは希望と呼んだ」
一番マスロックっぽい曲。歌詞も文学チック。とある画家の淡い恋心なのかなんなのか。歌詞の解釈をリスナーに委ねられるほど余白設けるあたり小説チック。
1番と2番のAメロをガラッと変えたり、飽きないような編曲にされているから聴きやすい。


5.曲折の流星群

おまたせ。多分このアルバムで一番人気の曲です。何故の方が好きなんだけどな。あっちの方が絶対盛り上がると思うのにな。何故だろ。

理由は言うまでもなくテンポ感ですね。イントロとサビで効果的に四つ打ちで揺らし、ABメロもメロがいいしサビで手を伸ばしたくなるし何よりサビの後のギターが…そしてラスサビに向けて観客の拍手ゾーン。ラスサビも「あなたにしか言わないよ」で落とす。もう隙が無い。


6.ベイズの定理


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壮大な一曲。失恋の底に堕ちる曲かな?ライブで聴くと呑み込まれそうな一曲。「あなたが私を殺してくれたら/私はあと少し生きていけるのにな」このアルバムの哲学というタイトルを象徴するような一文ですね。歌詞の意味が一聴だけでは分からない。アルバム通しで聴くと分かるかも。ちなみに俺は分からなかった。


ダイジェストでハマった方はぜひ地元のタワレコへ!大々的に推されてますので間違いなく在庫あります!関西だと梅田の茶屋町とか、公式サイトに書いてない所でも売ってますのであったら買いですよ!


1st EP「刹那の一節」

2016.04.22 Release ¥1,000


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当時の予算の都合上か、ジャケットもケースも音源の音作りも一番簡素な作品。(値段も一番安く¥1,000)その分淡白な音になってます。

「たまに投げるストレートが一撃必殺」と書きましたが、この一枚はまさにそれ。ドストレートな4人の生音勝負の1枚。

好きな人はめちゃくちゃ好き。インディーズバンドが好きな人なら間違いなく好きなアルバム。
このEPのテーマも愛に近いけど、前作より優しい方向に振れている気がする。そんな4曲。




1.刹那の一節

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もうMV見て頂ければ歌詞もメロも全部分かります。聴けばわかる。名曲。間違いなく名曲。そんでもってスルメ。聴けば聴くほどどんどん好きになる。

涙1つ1つ1つ
零れ落ちる度
大切な言葉が消えてしまいそう
それでもいいからこの握り締めた
「またあした」は離さないよ

ちなみにオーラルのあきらかにあきらさんがCVTで一番好きな曲はこの曲らしいです。今はどうなのかあきらかではないですが。


ちなみに僕がオーラルで一番好きな曲はSee the Lightsです。STARGETも好き。現行でファンの方にはあんまりわかってもらえないのが辛い。狂乱とマナーモード聴いて「違うな」ってなって離れたって話をする度に「この人頭おかしい…非国民よ…」みたいな目で見られたり気まずくなったりするのほんと泣きたい。マジBKW。ただ、エイミーとEverythingが好きとかそういう次元じゃないのは今のファンもきっと同じなはず。そしてReIと容姿端麗な嘘が久々にドストライク。またハマりそう。
史上最高にどうでもいいですね。すみませんでした。


2.黒ヤギさんたら食べずに読んだ
定番中の定番曲。ライブでの演奏確率が尋常じゃなく高い。
こちらもド直球のギターロックなんだけど、裏でドラムがめっちゃ刻んでたり、ベースが動いてたりでポテンシャルの高さが伺える。一筋縄ではいかないのがCVT。これで当時全国流通してないのが信じられねえよ…

ツアーファイナルがこの曲で始まる事もあるくらい盛り上がる一曲。でも残念ながらMVは無い。ので、僕のオススメバンド、ユアネスがCVTとの3マンでカバーした動画をご覧下さい。



誰よりもあなたに
愛されたいと願ってた
誰よりもあなたを
想い描いて
誰よりもあなたに
愛されたいと願ってた
あなたの方も同じかな?
あなたがよく見えるように


本家の黒ヤギさんはもっと図太く熱いので是非会場まで。あとユアネスも「Ctrl+Z」(全国流通盤)が発売中。Bathroomとpopが名曲なのでそちらもどうぞ。ユアネス黒川さんは誰もが認めるイケボ。時代が時代なら実力派の歌い手だったレベルのイケボ。歌唱力も高い。その内絶対売れるのでマストですよ。


3.ラブソング
「書を灯す」にて後述。


4.光源の花
しっとり始まって一気にイントロで熱を帯びる。イントロのギターの付点8分ディレイがエモい。サビ以外が良すぎる分、サビが個人的にそこまでグッと来ないが、かなりいい曲。盛り上がる。最近ライブでやらなくなってきている印象。

2nd EP「盲目のピアニスト」

2017.04.01 Release ¥1,200


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CVTがツアー回る時はほぼ100%大阪は福島2nd LINEに来ます。僕も行きましたが250キャパのめっちゃお洒落なハコでした。初ワンマン行けねえのが辛えよ…


このアルバムから毛色が変わります。CVTが本気出します。前に挙げた透明感とかピアノを全面に出した音楽性がここら辺から強く出始める印象。
ちなみにここからAmazonとindies music.com(ネット通販)で取り扱いが開始。よってこれ以降のアルバムは実質全国流通してます。買いだよ皆の衆。


1.盲目のピアニスト

youtu.be


MVの制作費用が多分とんでもないことになってる。どんだけCG使うの。使いすぎて途中若干フレーム落ちしてるし。
曲はといえばイントロがバカかっこいい。そこらのインディーズバンドが出すそれじゃない。イントロだけで飯が食える。ピアノとギターの調和がすごい。なんと今作以降ますます凄いことに。

疾走感のあるメロディーとは裏腹に、悲愴感漂う歌詞が特徴。

触れ合った指先、確かめ合うのは
愛ではなく
ここにいる事を示す約束の音色
書きかけの曲節、確実に書き上がって消える
終わらないでと何回も願う僕らは
曲が鳴り止んだら・・・
さよならをしようか

そして間奏の歌詞が聴き取れそうで聴き取れない。
耳コピしてみたものの人間限界がある。
ライブ行ったら分かるだろうと期待してたら同期音源として流れてた(ボーカル歌ってくれなかった)のでがっくし。まあそれはそれで趣深かったけどね。うん。エモかった。


ドラムが女性とは思えないくらい迫力あるし安定してて凄い。音が綺麗。同期とかピアノに埋もれずうるさすぎない絶妙なバランス。リムショットも気持ちいい。
坂本さんのドラム、女性ドラマー枠ならシナリオアートのクミコさんとSCANDALのRINAさんの次に好き。



2.第二走者

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1曲目とは打って変わって明るい疾走感のあるナンバー。と言っても歌詞はネガティブな言葉が多い。2番以降の展開がこの曲の魅力だと思ってるんでMVがshort verなのは残念無念。

探していた365日の中巡りめく
描いてた理想と違うなら捨てるの?
ひとつの涙で諦めがつくような夢ならば
今すぐに投げ捨てろよ

強い言葉で夢追うティーンエージャーの背中を押すパワフルな一曲。ライブでもかなり盛り上がる。黒ヤギに次ぐライブでの鉄板曲。


3.4.445の涙
このアルバムは1,2曲目が注目されがちだけど、ほんとに注目すべきは後半の3,4曲目だと思うんです。

この曲のおすすめポイントはサビ終わりのギターとラストの大サビ。ギターがこの作品辺りから「魅せる」ようになってくるんですよ。今までずっとピロピロしてたのに急にギターソロみたいな攻撃技ブチ込んで来るんですよ。卑怯でしょ。(言い方悪い)

Aメロ後半とサビはサカナクション感を感じるメロディーなんですけど、それ以外がめちゃくちゃCVT。まあ言っちゃえばイントロとかのギターリフは空想委員会のマフラー少女のパk…ゴホンゴホン
タイトルの4.445についてはあまり意味が分からず。水滴(涙)が人の平均身長から地面に落ちるのが大体4.445秒だったりするのかな…?有識者の方教えて下さいお願いします。


4.ヒーローの内情
いきなりのアコギのジャカジャカ感と混ざるリードギター。痺れる。
ヒーロー(「君」の父親?)の心情を歌った名曲。盲目のピアニストと前人未到の4曲目は「終わり」が見える曲なんですよ。そこがエモい。

あと何回くらいだろう 君の名を呼べるのは

死生観とか人生観が表れる曲が大好きなのでこの曲ももちろん好きです。個人的には歌詞がどことなく「刹那の一節」なんかと繋がっているとも感じられてそこも聴いてて面白いですね。
普通に聴いてもどこか切なくなる名曲だと思います。


3rd EP「前人未到

2017.11.15 Release ¥1,200


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僕がオススメし得るCVT史上最高峰の名盤です。買うならこれか哲学か盲目か書を灯すか、はたまた刹那の一節かみたいな所ですね。全部じゃん。


1.前人未踏

youtu.be


出ました屈指の名曲。CVTで一番完成度が高いんじゃないでしょうか。導入のピアノだけでもうCVTワールド。この曲は構成が良すぎるんですよ。一番は贅沢に前フリとして使って、2番から本気で盛り上がってラスサビで爆発。こういう曲好きな人多いはず。
1Aとかバッキング入ってないのに音圧も迫力もすごいんですよね。ベースとドラムがいい仕事し過ぎてる。
静かな所はピアノ引き立たせて盛り上げる所はギター2本で掻き立てる。
CVTのいい所ってインディーズバンドにありがちな初期衝動だけで完結する曲がまずない所なんですよ。メンバーの誰かが音楽理論わかる人なのかな?「このパートでこうすると気持ちいい」とか全部分かってるんですよこの人達。確信犯ですよ。

この曲のラスサビに向けての果てしなくエモいポエトリーリーディングだってそう。ボーカルが音階奏でない分、ピアノ、ギター、ベース、コーラス総動員で唄ってるんですよ。分かりますか?ギター唄ってるでしょ?結局何が言いたいかっていうとギター最高ってことなんですよ。ええ。

そして「掴むのは手のひら、あなたと言う定義だ」このワンフレーズの哲学感、CVT感、池上優人感。エモい。
MV見て頂ければ分かる通りラスサビが、ラスサビがエモい。映像も相まってエモい。世界一エモいカウントダウン。何度だって言います。ラスサビがエモすぎる。


歌詞も後述の涙の走馬灯と相まってめちゃくちゃエモいんです。暇な方は涙の走馬灯の解説を読んで、聴いて、そこからもう一度ここに戻ってきて欲しい。


歌詞だけで1000は余裕で書けるんですけどブログが重くなるんでやめときます。各々の感じた解釈で。


※EPのタイトルは「前人未到」、曲のタイトルは「前人未踏」


2.探し者
こんだけ前人未踏で語っておいて実は前人未到でこの曲が一番好き。
イントロ終わって転調。サビ終わって転調。2番Bメロで転調。アウトロで転調。転調するタイミングを探してるから探し者なんですかね(絶対違う)。転調といっても出てくるリズムは2つ。エイトビートを基調にしたやつと四つ打ちベースのやつ(拍子数えるのは面倒だったので割愛)。たった2つなんですけど予想がつかない展開が魅力です。

そして、何と言ってもこの曲のエモエモポイントはイントロのベース。スラップします。バッキバキ。最強。あと2番Aメロのドラムのキメ。このバンドではあまり目立たないリズム隊がフォーカスされていて狂おしいほど好き。

歌詞も歌詞でいい。「もどかしい夜が横になる」ってフレーズとか、「素直に生きれば誰かが傷つき/無理に笑えば自分が嘘つき」とか。詩的な言葉を交ざりつつも、共感できたり考えさせられる歌詞がふとした瞬間に入って、ストンと落ちてくる。そこもまた魅力。オススメ。


3.ハッピーエンドの続きを
CVTの中では「バラード」に属すこの曲だが、この曲もしっかりエモい。ボーカルが黙ったらギターが出てくる。出てくるギターもチョーキングとビブラート効かせてえげつないことに。ライブでやる確率がそこそこ高い一曲。
失恋ソングっぽい一曲。「更新的な幸せは偽りなどと言う」のフレーズが突き刺さる。
こちらCVTが全国流通した際に配布されたフリーサンプラー「書に記す」にも収録されていた楽曲で、メンバー的にもオススメしたい曲に違いない。必聴。


4.昨日が今日になったなら
タイトルの「昨日が今日になったなら」は、決して「時間を巻き戻せたら」みたいな意味では無く、「昨日と同じような日々を繰り返してませんか?新しい日々で塗り替えてみませんか?」っていうテーマ。多分。知らんけど。

ここで何回君と恋をした?
525回目の涙は幸せの証拠だと
領き、差し出す指が繋ぐ未来は今で

何十回何百回だって愛を語りたくて
震える日には肩を抱き寄せた
繰り返される日々は彼方へと
新しい日々を塗り変えて行こう
でも最後の日には・・・

前人未到という作品で最後を想起させるこの感じ。辿り着く場所があれば終わりがある。それもまたCVTの哲学だったりするのだろうか。
525という数字はエンジェルナンバー。調べてみると「望む変化が起こるのはもうすぐ」という意味らしい。しっかり歌詞とも繋がってくる。本人の意図したものかは不明。
イントロの絡み合うギターとそれを追うように煽るどっしりと構えたドラムリフが印象的な楽曲。

3rd mini album「書を灯す」

2018.3.14 Release ¥1,700


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youtu.be


最新作にして初の全国流通盤。なんと僕の地元のTSUTAYAにレンタル4枚も置いてた。すごい。1枚も借りられて無かったけど。借りてよ頼むから。ジャケットでちょっと取っ付きにくくなるの分かるけど。(6/1追記 久々にTSUTAYA行ったら2枚になってました。相も変わらず1枚も借りられてません。悲しいなあ…)

このアルバムはアップテンポな曲とスロー/ミドルテンポの曲が交互にあって聴きやすい。オススメ曲は「言い訳を知る」。以前のCVTでは考えられないような曲の宝庫。流通盤にふさわしい一枚だと思います。

再録曲が3曲なので実質新録4曲入りEPかよ…と思っていたが買ってみて驚き。「ラブソング」は別の曲みたいだし、「雨のあとに」も半端なくパワーアップされている。再録曲だけ聴いても満足感がすごい。実質ベストです。


1.涙の走馬灯

youtu.be

冒頭でも紹介したこの曲。改めて聴くとえげつない曲でしょ。心地いい転調。さりげなく入れてくるシンガロング。ライブでの盛り上がり方は異常です。もう最近名曲しか作ってないじゃんこのバンド。
この曲は演奏の疾走感とかベースとかももちろんそうですけど、歌詞がめちゃくちゃ良いんですよ。

何度も、何度も、等間隔に並べた
あの嘘は、あの嘘は、努力で埋めた
何度も、何度も、冗談交じりに交わした
朧げでいて確かな革命の約束

不甲斐ない決意も及ばない涙も
いつかは自分を強くするなんてさ
月並みな言葉じゃ、足りないくらいには
踏み締めて生きてきたなら自分を託した自分を愛してよ

何度も、何度も、冗談交じりに交わした
奇跡が霞む程の美しき足跡
消えない消えない消えない灯した火
揺れない揺れない揺れない決心の日々を
見えない見えない見えなかった夜を越え
いつかの事に、思い出に変えて
今までの嘘を愛して破り捨てたよ

あくまでこれは自己解釈ですけど、やっぱりバンドやってると「売れる」ことが最大の成果であり使命じゃないですか。だから、やっぱ言っちゃう訳ですよ。冗談交じりに。まだ売れてないアマチュアの時代から。朧げでいて確かな革命、例えば《全国流通》であったり、そういう不確かな約束を。絶対売れるからって。その嘘を等間隔に並べて並べて並べまくって。ツアー回る度に。それを努力と涙で埋めて。そこには並大抵の言葉じゃ纏められない日々があって、それを踏みしめて生きてきた訳で。なんとか自分の信じる自分を信じて、必死にもがいてもがいてもがき続けた結果、夢が現実味を帯びてきて、見えなかった夜を越え、こうして果たした全国流通。今までの嘘を愛して、思い出に変えて破り捨てた。


「羨望の春を解く」にも繋がってくるけど、きっとこのループはこれからも続いていくと思う。東名阪ワンマン、ワンマンツアー、広島クアトロワンマン、赤鰤ワンマン、メジャーデビュー、Zeppワンマン、オリコンベスト5、武道館…言い出したらキリが無いけど、CVTには何度も何度も嘘を重ねて重ねて重ねまくって欲しい。きっと愛して破り捨てられる日が来ると信じている。


そんな事を考えながら聴くと感慨深い。歌詞が一番好きな曲。


2.盲目のピアニスト
前の音源と比べるとリズムギターが弱くなって、リードギターが前に出ている印象。音源自体は変わっていない。リミックスしたのかな?サビの爆発力は増したけど、イントロは前の方が良かった気もする…


3.ラブソング
ただの名曲。刹那の一節でも一際輝いてたのに再録で更に化けた。
サビは「何故」と同じパターンの「飽きるほどに」連呼なのだが、後半に向かっての熱量の上げ方、温かい音色、Cメロのコーラスとボーカルのユニゾン、綴られる歌詞、どれを取っても心に響く。

飽きるほどにあなたを愛して
飽きるほどにあなたの話しを
飽きるほどにあなたの涙を聞いていたいから
飽きるほどにあなたを教えて
飽きるほどにあなたを壊して
飽きるほどにあなたの心に触れていたいから

あの日あの時どうすれば良かったなんて
今になってもわからないよ
止めたいのは時間じゃなくて
染めたいのは触れる指先

作り笑顔も
涙のあとも
左右の頬に
親指をそっとあてるから

ここの歌詞がグッと来る。実際に見て聴いて感じて欲しい。
たまたまTwitterで見かけたツイートなのだが、「刹那の一節のラブソングは男目線、書を灯すのラブソングは女目線って感じがする」みたいな意見があって、本当にそうだなと。ただ音とちょっと歌詞が変わっただけなのにここまで変わるものなのかと。そう思うとこれからの再録もちょっと、いやかなり楽しみ。

この曲を超えるバラードを作れた時、CVTは絶対に売れると思う。


4.言い訳を知る
今までのCVTにない熱さを纏った名曲。書を「灯す」って表現がよく似合う。熱い。

涙を流すよりも先の事が
この目でくすみなく見れているかだ

涙の走馬灯のあとにこれ持ってくるのはズルいでしょ。彼らの決意が感じられる歌詞になってます。ライブでもなかなか盛り上がる。ドラムがめちゃくちゃかっこいい。
とりあえず聴いて感じてほしい。

5.エルビスの真相
前々からボーカルのソロ企画の時にアコースティックで披露されていたらしい。打ち込み多用。新しいCVTの一面が見えた楽曲。
タイトルのエルビスって十中八九エルヴィス・プレスリーの事ですよね。だから6(ロック)度目の後悔が~って。そう考えるとダサいですけどかっこいいからいいや。(矛盾)
この曲はフィーリングですね。歌詞も韻を踏んだり自由な感じです。
ピアノがいい仕事してます。2番サビからのCメロへの繋ぎがすごい。


6.雨のあとに
おまたせ。名曲がパワーアップして帰ってきました。諸説verで感じた1番サビ終わりの間奏の物足りなさが改善され、ギターソロもますますすごいことに。冒頭の十数秒はカットされ、一音目からギアがブチ上がる仕様に。リズムギターの音も厚くなった上にボーカルも表現力が増してます。もう聴くしかねえ。
ライブには必要不可欠な曲なので行く際には是非とも予習を。


7.羨望の春を解く
こちらもエルビスと同様に打ち込み多用曲。今までの楽曲で一番EDMっぽい。一応ドラムは生音なんだけど、ラスサビ前とか最後は打ち込みの影響かブレイクビーツっぽくなってる。
ラスサビの高揚感がすごい。

歌詞は涙の走馬灯や前人未到と同じく、恐らく自分達の事について歌っているが、この曲は主に未来への決意みたいなのが強い。

歪んでく視界の先にあった
自分のせいは
自分のせいかってことを

揺るぎない春は始点に過ぎない
変わらず戦いの日々は続く
揺るがない決意に灯す命は
青く淀みなく燃やして
揺るぎない僕らの今はきっと
根拠のない自信だらけなんだ
掴み取った春は結果論で語れ
頂の景色を描くまで

CVTの決意表明であり、リスナーへの応援歌。


4th mini album「万物の独白」

2018.11.14 Release ¥1,700


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6曲入り。まさかの前人未踏再録。これで各EPからそれぞれ1曲ずつ再録されたことになる。でも欲を言うなら刹那と黒ヤギも再録して欲しいよ…さらに言うなら愛は、溢れるより零れると諸説は君だも…

前人未踏以外5曲が新曲。5曲も新曲入るのは2nd miniの哲学ぶり。大ボリュームじゃん。かなり期待してる。実は1曲Interludeでした〜とかやめてねほんとに。やめてね。(追記:全部しっかりとした曲でした。大勝利。)

今までのCVTに無かった路線ばかりが詰まってて感動。「手札豊富すぎかよギルガメッシュかよ」ってならない?
ならないか。そうか。



1.灯台と水平線

youtu.be

またしても新境地。半端じゃない解放感。エモすぎる。素晴らしすぎてこの感情を表す語彙が見当たらない。(ただのボキャ貧)

Windows XPの壁紙みたいな草原でめちゃくちゃドローンとか使ってMV撮影してそうだな〜って予想立ててたけど真逆でしたね。(正直もっとインパクトのある作品にして欲しかった気持ちはあるけどこれはこれで…)


2.共鳴と反発
「涙は乾いたかい?」でお馴染みのこのナンバー。ハコの最前で感動して逆に涙流しちゃう女の子の姿が今から目に浮かんで仕方がない一曲。サビのバッキングがいい仕事しすぎてて好き。


3.踊り子は笑う
新境地定期。イントロに熱が込もりすぎてる。バッキバキ。


4.夜が呼んでる
サビの謎転調がクセになる。足跡ぉ〜⤴⤴(バカにしてないです)


5.前人未踏
1サビ終わりの間奏のギター好きすぎてハゲそうってかれこれ5万回は言ってる


6.教えを乞う
今作のハイライトはこれでしょ。廃盤にも「また明日」っていう同系統の曲があるんですけど、それより遥かに大人びていて熱も帯びている。最後に相応しい曲ですね。

LIVE

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万物の独白のリリースに伴ってツアーが開催されるってよ。その名も万物に名前をツアー。
俺はセカランワンマンも他の所も行けねえからもうどうでもいいんだ。なんで冬なんだよバカ野郎。…行ける人は楽しんできてな。

新アルバムに皆で歌えそうな曲あったから予習しとくといいよ。「涙は乾いたかい?」って言うけど俺はワンマン行けない悲しみで毎日枕を濡らしてるよ。嘘だよ。


拝啓、名前も知らないあなたへ

最後に音源化されていない楽曲を一つだけ。盲目のピアニストツアーあたりからライブで披露されていて、どんなライブでも絶対にアンコールでこの曲が演奏されています。ファンに向けた楽曲で、とにかく歌詞が良い。YouTubeに一部曲が公開されている動画があるんですが、一回ライブで聴いてから見てほしい。ワンマンで見たら泣くこと間違いなし。
「生きて、生きて、生きて、今日まで戦い抜いてここに立っているあなたはとても美しい」
そんなMCが心に染みる。「だからこそここで私と生きて」って最後のフレーズで思わず涙腺に来た名曲中の名曲。僕が一番好きな曲。気になる方はライブ会場へ。

あとがき

最後に。このバンドはライブ行くと音源の300%くらいの破壊力で攻め立ててくるんでハマらざるを得ないです。ライブ行きましょう。このブログを見て、少しでも気になってくれた方がいたら嬉しいです。もっと教えて!って方はTwitterまで。可能な限り何でも答えます。
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【ライブレポ】Ringo Jam TOUR 〜東と名と阪〜

FCツアー大阪編に参戦して参りました。今更ながらライブレポします。記憶力の都合上、実際の内容と異なる場合がございますがそこはご愛嬌ってことで。それでは早速参りましょう。




セットリスト

01.Speaking
02.藍
03.愛情と矛先
04.SimPle
05.シンガロン・シンガソン
06.私
07.WanteD! WanteD!
08.REVERSE
09.WHOO WHOO WHOO
10.パブリック

En
11.恋と吟
12.庶幾の唄





学校のチャイムの音と同時に制服姿でステージに立ったメンバー。「ミセスのコピバンするから皆に見てほしい」という体でのライブらしい。

今までで一番スタジオ練習に近くて、メンバーのありのままを見ることが出来るライブだった。

一曲目のSpeakingからフロアの熱量は最高潮に。心なしかメンバーもいつもよりはっちゃけている。
続いて、「最近ミセスが全然やってない曲、難しい曲やろうか」と藍をドロップ。導入のギターの音で会場がどよめきに包まれていたが、数秒後には曲の世界観に呑み込まれていた。
この曲はライブで聴くとキーボードが格好良すぎる。ひろぱのタッピングと涼ちゃんの速弾きに圧倒された。リードギターの音色にメロディアスなキーボードが乗っかり、それでいて疾走感がある。CD音源では重い曲もライブではキラーチューンに昇華できるのもまた、ミセスの魅力である。
間奏で大森元貴のギターだけが響くパートがあるが、あそこで大森だけが紫色のライトに照らされていたのがとても印象的だった。

そのままラスサビまで駆け抜けると、立て続けに「愛情と矛先」へ。いつも以上にはっちゃけていたが、この曲はいつ聴いてもかっこいい。ラスサビの「大丈夫だよ。安心して」を歌わせず、自分で歌っていたのもすごくグッときた。

「どうだった?」とMCへ。「バッチリハマってたんじゃない?」と若井。会話も手短に次の曲のフリへ。次は高氏の大好きな一曲らしい。
「この曲は…ほんとに練習してきたよね?」とこぼすもっくん。ひろぱ含むメンバーは「えっ?なんのこと?」みたいな感じで返していたが、割と本人的にも難しい一曲らしい。(この時点で次来る曲がわかってしまった筆者は興奮を隠せずにいた)

ライブ版No.7みたいなドラムからおい!おい!と飛び交う煽り。そして鳴り響く高氏のベース。「SimPle!!」ともっくんが叫ぶと同時にフロアは歓声に包まれた。Speakingと同じく原曲よりキーを1下げて演奏していた。好きな曲だという事もあってか、高氏はとてもいきいきとしていた。笑顔で「シ~ンプルに~シンプルに~♪」と口ずさみながら演奏しているのを見て、ほんとに好きなんだな~と思わず筆者もニッコリ。さすがはFCツアー。普段ほとんど演奏しないにも関わらず、会場はシンガロングに包まれていた。

またまたMCへ。この辺りから設定が崩れ始める。「最近ミセスの大森元貴が楽曲提供してて…」と次の曲紹介をする涼ちゃん。既に何人かのファンは悲鳴を上げていた。

「緊張するな…」と言っていたものの、いざ演奏が始まると彼の本気を見た。まず原キーで歌えること自体すごいのだが、完全に曲を自分のものにしていた(まあ自分のものなんだけどさ)。裏声のビブラートが凄かった。余談だけど間奏のダンス(?)も完璧だった。(MV見たこと無かった人は「おーもりさん何やってんだろ…」と思っただろう。自分もです。)
実はこの曲、ほとんど聴いたことが無かったのだが、いざ聴いてみればド直球のミセスだった。イメージで言うとSpeakingのポップ感にIn the Morningのエモさを加えた感じかな?特にCメロの「今日までの全ての日々よ」の辺りとか。予想以上に好きだった。セルフカバーで音源化待ってます。


「しんみりする曲聴きたいですか!」
「冬にぴったりな曲を」
続いて演奏されたのは「私」。この曲もTWELVEツアー以来の披露。ピアノの音と白のスポットライトが大森を優しく照らす。
一番までは淡々と歌い上げていたのだが、二番のBメロから彼の様子がおかしい、と思った。そしてそれはサビで確信に変わった。
「私」とは、紛れもなく大森元貴の事だった。あんな彼を見たのはゼンジンのCONFLICT以来だった。いや、CONFLICTの時よりも自分をさらけ出していたかもしれない。
項垂れたようにマイクにもたれかかる大森。感情が爆発したラスサビ。身を投げ出した様な歌い方。今にも泣き出しそうな表情で繰り広げるフェイク。それはとても「カッコいい」と言えるものでは無かったが、確かにあの歌唱は、あの生き様は、筆者の心を掴んだ。
『確かに此処で息をしてる/私は私を生きてゆく』
確固たる決意が、信念が感じられる一曲だった。

感動はそのままに、重厚感のあるドラムリフとギターが織り成す導入から始まったのは、今やミセスの代表曲となった「WanteD! WanteD!」。この日一番の盛り上がりだったのではないだろうか。
ロワジールでの初披露より格段にパワーアップしていた。初披露の時に感じた焦燥感より、色気の方が強かった気がする。何より間奏の例のアレとか。

続いてはMC挟まずそのまんま始まったコールアンドレスポンスのコーナー。

もとき「エヴィバディセイリーンゴジャム!!」
ファン「リーンゴジャム!!」
も「リーンゴジャム(高音)」
フ「リーンゴジャム(高音)」
も「リーンゴジャム(デスボ)」
フ「リーンg…ゴホッゴホッ」

みたいな。とにかく和やかでした。

息が保つか保たないか。RADWIMPS野田洋次郎君と羊と青の前のヘイホーの件を彷彿とさせるコール&レスポンスを終え、バックの演奏は一旦中断。これはWHOO×3だな…と思っていたらまさかの「REVERSE」の一声に会場が湧く。フロアが良い意味で異質な雰囲気に包まれた。すごい良かった。けどREVERSEはライブハウスには向いてないかなって…ホールで聴いた方が臨場感あっていいかなって…ちょっとだけ思いました…はい…

からのWHOO WHOO WHOO。ド安定ルート。「馬鹿になっちゃえよ!!自由に踊って!!(何て言ってたかは曖昧)」の声と共に、自由かつ一体感を増しながら熱を帯びていく会場。ギターソロがとにかくエモかったのを覚えている。

熱気を帯びたまま挟むMC。突然の一言。「次で最後の曲です」。
しんみりしたファンの気持ちを代弁するかのように哀しく歌うギター。そこから先のMCはよく覚えていない。なぜなら、ギターリフが筆者の愛してやまない「あの曲」だったからだ。ベースとキーボードが入り、ドラムが少しずつ少しずつテンポを増していく。上がっていく心拍数と共に演奏も熱を増していく。それを固唾を呑んで見守っていた。

始まりは一瞬だった。それまでの導入をかき消すようなクラッシュシンバルの音と、5人の「せーのっ!!」の声。掻き鳴らされた一音目は、想像以上に明るいものだった。
この曲はもっと圧迫感があって重苦しいイメージがあった。人間という大きな概念について歌った曲だ。けれど、鳴り響く音は、照らされたステージは、包み込むような強い歌声は、どこまでも緑色だった。エネルギッシュでいて優しくて、熟した果実のようでいてどこかあどけないような。「Mrs. GREEN APPLEってこういう事なんだな」と感じさせるものだった。それ故に聴いていて違和感よりも心地良さが残った。
二番からはボーカルの熱が入ってきてこの曲らしい雰囲気になった。それもまた良かった。昔とは違って、歌声と演奏に芯があった。明るくて優しい芯があった。きっと昔のミセスではあの雰囲気は出せていなかっただろう。

人は醜くも、時に美しい。汚い世界だけれど、それでも。パブリックはそんな憂いを帯びた曲だと思っていたのだが、今回のライブでは、「そんな人間も悪くないよ」と、自分を、皆を肯定しているように感じた。

醜いなりに心に宿る
優しさを精一杯に愛そうと
醜さも精一杯に愛そうと


この歌詞に優しさを感じる日が来るとは思っていなかったので、すごく感動しました。こんな素晴らしい演奏が出来るならワンマンで毎回やればいいのにって思いました。検討願います。


最後のグサグサと刺さる演奏が終わり、本編は終了。いつも重い曲を演奏した後の「ありがとう」は少し悲しそうなのだが、今回はいつもより強く優しい印象を受けた。


アンコールに入るやいなや、「早速やってもいいですか」と大森。表情から覚悟のようなものを感じた。演奏されたのは「恋と吟」。恐らくこれも二年ぶりの披露である。「曲を書いた高校時代の事を思い出しながら歌う」と語った彼の表情は、どこか切なげでいて悲しいものだった。先程の私とも重なるが、身を投げ出したかのような、駄々をこねるじゃないけれど、そういう「叫び」が恋と吟でもあった。
他のメンバーも感情を剥き出しにしていた。
若井滉斗はギターで荒ぶり、山中綾華も激しいドラムプレイに身を委ねていた。高野清宗は真剣な面持ちでベースを弾いていて…


藤澤涼架は、泣いていた。


度々片手で目の辺りを押さえながら、天を仰いでキーボードを弾いていた。後のMCで語られたが、「バンド結成当初から演奏してきた曲で、思い出が詰まっていた曲だし、演奏が始まった瞬間に皆がハッとした表情を浮かべていて、ちゃんと知ってくれてるんだ、と感極まって泣いた(意訳)」そうだ。こっちまで泣きそうになってしまった。

ラスサビのもっくんの悲痛な叫びがこだまして、しんみりと終わるかと思いきや、ライブバージョンのアウトロが追加されていた。狂ったような、泣いているようなギターに心を奪われた。本気で泣きそうになってしまった。そして最後はブツ切り。今までの演奏が嘘のような静寂。鳴り響く最後の音は、とても明るかった。きっと恋と吟は彼の中ではラブソングで完結出来るような曲ではないのだなあと、そう思わせる5分間の名演だった。

そして最後はハッピーにと、庶幾の唄で大団円。
欲を言えばあと6曲くらい欲しかったし、日々と君もゼンマイも道徳と皿もミスカサズもHugもumbrellaもおもちゃの兵隊もsoFt-dRinkもFACTORYも光のうたも春愁も聴けてないけれど(いざ書いてみると結構多い)、それ以上のものが見られた気がする。
今のMrs. GREEN APPLEを肌で感じられるいいライブだった。Mrs. GREEN APPLEは変わらずに変わり続けている。そう強く感じた。
ただミセスさん…12曲は…12曲はさすがに少なすぎますよ…次のFCはあと3曲増やして欲しいっす…お願いします…

何はともあれ、幕張メッセワンマン!!しかも2DAYS!!めでたい!!行くかどうかは分からないけど、これからのミセスの活躍に目が離せませんね!!きっと5月頃にはアルバムも発売されることでしょう。収録曲予想しながら気長に待ちます。いつかは武道館と城ホでもやって欲しいな。
それでは。

ReVision of Senceはバンドじゃない

主に某青りんごバンドについて語ってきたこのブログだけど、ちょっと今日は他の話題について語らせてもらいます。予定では夏にネタ尽きたらUVERworldの新アルバムのレビューしようと思って、そこで「実は他のバンドも大好きで〜」って語ろうと思ってたんですけどね。


悲しいことに、今日は嫌いなものについてのお話です。

 


皆さん、Music FMって知ってますかね?色んな音楽が無料で聴ける違法アプリなんですけど、それを性懲りもなく使用するユーザーが後を絶たないんですよ。なんせ無料ですからね。

 


そもそも音楽というのは一つの作品であって、音源をフルサイズで聴こうとするとそこに料金が発生するのは当たり前なんですよ。なんせ金使ってレコーディングしてますからね。だからファンは好きなアーティストのCDを買ったり、iTunesなどのサイトからダウンロードしたり、金が無かったらTSUTAYAでレンタルしたり、もっと金欠だったらSpotifyとかApple music、LINE MUSICなどのストリーミング配信で聴きますよね。これらは全て合法で、少なからずアーティスト側に収入が入ります。「CD買わなきゃ貢げない…」と思ってるそこのアナタ。安心してSpotifyの再生ボタン押しまくろうね。(金が有り余ってるならCD買うのが一番だけどね)


何が言いたいかというと、Music FMはそれらの工程を全部すっ飛ばしてるんですよ。アーティスト側に金が入らない。ほんとゴミみたいなアプリなんですよ。


それを知ってか知らずか、TwitterのTL眺めてるとたまに見かけるんですよね…
「この曲めっちゃいい😭みんな聴いて😭」
みたいなコメントとMusic FMのスクショの載ったツイート。
それを見かける度に僕は
「ちゃんとCD買おうね😇」
とリプ送るのもめんどいんでため息ついてます。

 


これらの問題はアーティスト側でもかなり問題視されており、いつもは「俺、京都のやまたくやから」とお得意のボケをかまして場を和やかにしてくれる大聖人ヤバTこやまたくやも

 

 

必死の形相。無線LANの重要性を説いた曲や、なんか喜志駅周辺のよく分からん事を綴った曲も、彼なりに命を削って書いた曲達。(実際メロディラインは秀逸)それをMusic FMで聴くのはアーティストに対するこの上ない冒涜であって、絶対にやってはいけない事なのです。

どれくらいダメかというと、コンビニで万引きしたり、ライブのチケットを高額転売する奴くらいダメ。だから…やめようね!

 

 
この記事を見ている人の中にも、違法アプリを使った経験がある人も少なからずいるでしょう。なんせ俺も使った事ありますし(違法だとは知らなかったけど)。中坊の頃、好きなバンドのインディーズ時代の曲が欲しくて、でも金欠だった時、iTunesカード買うまでの繋ぎとして使用させて頂きました。Music Boxってアプリでした。音質厨にはかなり辛かったけど、悔しいくらい品揃え豊富なんすよね、違法アプリって。iTunesでは一切配信されてない、売れないバンドのタワレコ限定シングルとか、終いにはUVERworldのデモ音源まで見つけちゃいましたよ。それで途中で怖くなってアンインストールしたんですけど。ほんと腹立つ。


今はかなり音質も改善されてて下手したらSpotifyの無料プランより音いいです。My Hair is Badのインディーズ時代の音源とかもあるし、ONE OK ROCKとかMY FIRST STORYの会場限定シングルまで上がってる。会場限定とは。

 

そんな事はどうでもいいんだ、どうでもよくないけど。今回の本題はそこじゃない。

 


ReVision of Sence。皆さんはご存知でしょうか。

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聴くところによると、彼らのライブはライブキッズの巣窟、害悪養成所らしいですね。例えば、ライブで怪我した子をdisって「あいつのせいでライブが中断されたふざけんな」とかツイートしちゃうチ○カス野郎とかがわんさかいるとか。自分が同じ目に遭ったらどう思うんだろう。

 


なぜそんな事が起きているかというと、蛙の子は蛙な訳で、リビジョンの方針に問題が有り過ぎるからなんですよね。まず彼らの音楽性は、「とにかく人と社会をdisる」事に重点を置いたポップミュージックなんですよ。YouTubeで聴いて貰えれば分かる通り、取るに足らない女子の影愚痴のドス黒いとこと面白いとこ以外をそのまま曲に落とし込めたような曲ばっかです。それでいてYouTubeはコメ欄閉鎖という。なんだかなあ。

 


それらを自慢げに高々と掲げ、今日も今日とて地方のハコで無料ライブを開催し、「ブスは美人に勝てましぇ〜んwwwww」「I'm a クズ人間〜wwwww」とか言いながらヘドバンしてるんですよ。絶対おかしい倫理観。

俺も元は期待を寄せてたんですけどね…歌詞もメロディも拙いけど、きっといいバンドになるだろうと思ってました。まさかこんなになるとは思ってなかったっす。


このまま話しててもリビジョンファンが俺を叩きにくるだけなので、そろそろ本題へ。さっきのMusic FMのお話、よ~く思い出してくださいね。

 

 

俺ら的には何で聴いてもらってもいいので(笑)

じゃねえよ!!!!!
頭が悪いにも程があると思うんですよ。なんでロックバンドとして世間の表沙汰に立つ者が「違法行為」を助長しているんでしょうか。考えられない。ましてやロックバンドたるもの、支えてくれるファンは中高生中心。その子達に向かってこのツイートをするって事がどういう事か分かってるんでしょうか。脱法ドラッグ勧める兄ちゃんレベルの畜生ですよこれは。他のバンドにまで迷惑かかるわ。音楽業界を衰退させる一因を担ってるの、少しは分かれ。

 

 

今みたく話題になる前に、彼らのインタビューをネットで見た事があって、そこで彼らは「特にやりたい音楽とかはない。とにかく人気になれればいい。」みたいな事を言ってて、当時は「変わったバンドだな〜」なんて思っていたけれど…今の状況、人気になってるというより、炎上してますよね?

 


「殺す」だの「ブス」だの「クズ」だの、数え切れない暴言をファンに吐かせ、それで金稼いで食う飯は美味いか?クズって言う方がクズなんだって事くらい幼稚園児でも分かるのにね。

 


少なくとも、彼らなりに自覚はしてると思う。汚い唄を歌っていること。でもそこで開き直ってどうすんだよ。せめて今の路線のままで行くなら住み分けしっかりして欲しい。昔から作り上げられてきたライブハウス文化に泥を塗り、挙句の果てには音楽業界にまで…無知な人から見ればバンド業界全体が「そういうもの」として見られかねない。変われないならバンド辞めてくれ。

 


とにかく、教養も無くモラルを欠いた輩に「ロックバンド」を騙って欲しくない。違法行為を勧める輩に「アーティスト」を名乗る資格は無いと思います。そもそも人としておかしいと思います。


あなたはどう思いますか?





追記:最近のリビジョンは色々落ち着いてきてて嫌いじゃないです。上で書いたような炎上行為の面影はほぼ無くなってきてますし、MCも熱いって聞く。ポリープとトイレでどん底味わってから這い上がるバンドの逆転劇、一発かましたらきっと強いんじゃないでしょうか。


その代わりにあるあるさんが隆盛を極めてきてる。害悪の質量保存の法則。ソニーからメジャーデビューしてどれだけ売れるか見ものですね。それでは。


【ライブレポ】ゼンジン未到とロワジール 〜大阪編〜

【はじめに】
このページは2017年7月8日に行われた、ゼンジン未到とロワジール ~大阪編~の公演後に書いたレポートを今更になって再編集、追記したものです。18年3月に入ってから書き始めたため、あまり詳しい事は書けていません。見たい方だけ見て下さい。




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ゼンジン未到。未だ成されていない事を実らせられるようなバンドになるために、インディーズ期に打ち立てられた3つの自主企画。「コンフリクト」「パラダイムシフト」そして「プログレス」。その続編として開かれた「ロワジール」は、ゼンジン未到の名を冠するにふさわしい、間違いなくミセス史に残る名ライブだった。


セットリストに関しては後に置いておくが(そこだけ見たい方はスクロールして見てね)、近年稀に見る名セトリだった事だけはここに書き記しておこう。
今のミセスにおける最良のセトリだったと言っても過言ではない。MCも控え目に、駆け抜ける22曲。新規ファンが楽しめる定番曲はもちろん、古参が聴いて喜ぶ名曲もかなりの数あった。
楽曲の再現度もかなりのもので、音源より好きになった曲も数曲あった。


それでは導入もほどほどに、解説に入ります。(ここからは2018年に書いたものなので、かなり記憶は曖昧。参考程度に見てやってください。)


ミセス史上初の野音という事で、どんなライブを繰り広げてくれるのか不安と期待が入り混じったまま物販でTシャツとタオルを買ってそわそわしていた筆者であったが…

なんせ野音のリハは音漏れがすごい。聞こえてくるのである。うブとかNo.7とかWaLL FloWeRとか。きっとあの時の筆者はアドレナリン放出しっぱなしだっただろう。興奮しすぎてバカみたいにツイートしまくっていた記憶。


その興奮冷めやらぬままライブは開演。
もっくんが黒いミセスロゴが書かれた旗をブン回して登場。それを使って何かパフォーマンスするのかと思いきや無造作にステージ端にブッ刺してギターを持ち始めて、会場全体が「え?笑っていいのこれ?」みたいな雰囲気に包まれていたようないないような。

特筆すべきは、大森元貴が黒髪に戻っていたこと。彼がゼンジンに向ける熱意は並々ならぬものがあったのだろう。そして藤澤涼架の髪色がふつくしい。水色だぜ水色。あんなん反則でしょ。ふつくしい


そして5人で向き合ってドレミファソラシドの音を奏で始めた。ひろぱのギターが荒ぶる初解禁の導入を経て1曲目がStaRt。最序盤から突き刺してくる。そして大森元貴の声の調子がすこぶる良い。リアルタイムで加工してるんじゃないかってくらい喉からCD音源でした。


2曲目は涼ちゃんの「タオルグルグルできますか~!?」の煽りから入ったリスキーゲーム。サビでタオルを回す爽快感。そして会場の一体感。こんな序盤から来るとは思ってなくて驚いたが。
アンゼンパイではポップに、ナニヲナニヲでは打って変わって殺伐とした雰囲気に。導入で「うぉ↓お↑お↓お↑お↓」のコールアンドレスポンスが入りサビで大合唱がこだましたHeLLo。そしてOzの魔法(シャボン玉)が飛び出し、フロアをミセスワールドへと誘う。ロワジールverのOzは導入がお気に入りなので聴いてみてほしい。(LmLy初回盤参照)


ここまで全て曲調がバラバラなのに(だからなのかもしれないが)、まんまとミセスの世界に惹き込まれている自分がいた。振れ幅は大きくともどれもミセスだ。1つも妥協している曲がない。MCも控え目に、どんどんキラーチューンを投下していく。ここらへんは置いていかれないように必死で食らいついていたファンも多かったのではなかろうか。
そしてSpeaking、VIPと定番中の定番曲でどんどんフロアの熱を上げていく。VIPはItMツアーverの前奏を大幅にカットしていて、SE入ってから30秒かからず大森元貴が歌いだし、熱量を加速させながら次曲へともつれ込む。


その瞬間は唐突に訪れた。(と言っても記憶が曖昧なのであまり信用はしないでほしい)
あからさまにメンバーのテンションが変わった瞬間があったのだ。次曲への導入のあたりで既に察していたのだが、それが何なのかまでは分からなかった。きっとあの時の大森はこの曲を作った時を思い出していたのかもしれない。5人の演奏が止み、大森のギターの音だけが響く。観客の悲鳴にも似た叫びが聞こえた。メンバーの演奏が少しずつ少しずつ実体を帯びて迫ってきたその刹那、堰を切ったように若井滉斗がかき鳴らしたギターの音は、どこか憂いを孕んでいながらも、強い音だった。

壁の花は いつか報われるべきだ

その言葉が表す通り、WaLL FloWeRは「孤独」を歌った曲だと思っていた。
けれど、大森元貴が間奏で放った「ドラムス山中彩華!」「キーボード藤澤涼架!」の声は、紛れもなく彼が一人ではない事の証明だった。

世界は貴方の手に拠り 生きて居る

その言葉が音源よりも強く心に残った気がした。


消え入るような「ありがとう」の声。そして最後のギターの一音が鳴り響き、アルペジオがしばらく続いた。ノイズのようなSEが入ってくると同時に徐々に強くなり…

大森のギターがまたしても会場を包む。
そして響いた力強いドラムが筆者の心を離さなかった。
本気で感動すると、人は自分が何処にいるのかも分からなくなるらしい。眩暈にも似た浮遊感を味わいながら、忘れないようにと彼らの演奏を耳に焼き付けていた。その曲がCONFLICTだと判ったのは、イントロが終わってからのことだった。


「この曲を歌うと寿命が5年縮まるからなるべくやりたくない」といった発言を以前していた大森。ライブで聴くまでは言い過ぎだろと思っていたが、いざ目の前にしてみると、それも無理もないと思えた。それどころか、正直、あれはライブでやる曲では無いとまで思ってしまった。
あれはもう、曲というよりも人生を視ているようだった。大森元貴の今までと、自分の過去や感情が全部後ろのSEだったりドラムだったりと重なって、言葉では言い表せない衝動に駆られた。
そしてCメロの身振り手振りで思わず感極まった。


見たくもない、聞きたくもない、知りたくもない事実を。


どんな言葉で表現しても薄っぺらくなるのでこれ以上の明言は避けておくが、とにかく素晴らしかった。
めちゃくちゃ寒いことを言うと、素晴らしいライブなんてこの世にいくらでもあるし、ライブ感、一体感を感じられるライブもある。が、この曲以上にlive感、生きている感覚、感情、衝動が一気に溢れ出すライブってそうそうない。時間にすれば僅か5分。その中で、大森元貴は寿命を5年削るような勇姿を魅せたのである。それに共鳴してメンバーも、ファンも彼の作る世界観に引きずり込まれていった。(筆者はこの曲聴けて寿命5年伸びた気がしたとかそんなことはどうでもいい)
その後間髪入れずNo.7に繋がって、感動のあまり置いてかれそうになったが。


きっと普通は大事な曲の前後にはMCを挟んだりするだろう。けれど、そういったものは一切なかった。これはあくまで推測だが、FCツアー東京編、恋と吟演奏後に彼が言った(らしい)、「みんなが呆気に取られてシーンとなるのが嫌(意訳)」ということなんだろう。そういう所もミセスの魅力だと思ったりするのだけれど、話すと長くなるので割愛。


大盛り上がりのNo.7音頭が鳴り止むとようやくMCへ。今回は高氏イジりはほどほどにひろぱが大活躍。行った人ならわかる。ひろぱのあだ名が「太陽くん」だったっていう昔話から、もっくんが事あるごとにひろぱをイジり、「誰が太陽やねん!!!!!!!!!サンサン照らしますよ(ボソッ」っていうくだりをこの日だけで3回やった。ただでさえMC少なかった日に3回である。最後とかもうわかってたもんねみんな。「あっこれまたサンサン照らすやつだ」みたいな雰囲気なってたもんね。


そんなアットホームな雰囲気からアコースティックでノニサクウタ。あやかさんがカホン叩いてた。もっくんが超高音でのシンガロングを要求してくるからファンは必死でついて行く。それを横目にもっくん笑顔。今思うとなかなか鬼畜だった。同じような事がFCツアーのREVERSEでもあったが、ノニサクウタで、しかもアコースティックであんなに楽しめたのはなかなかレアだったのでは。もう二度とない気がする。


そしてここから後半戦へ。
「新曲です!!好きに盛り上がってくれていいですよ!!アーティスト側から盛り上がり方指示するのってすげえダサいんですよ!!」
大森のすげぇカッケェ煽りからOn My MiNDへ。音源よりベースとバッキングのギターが強くて、ドラムも生音だからめちゃくちゃロック。舌ペロしながら高速タッピングキメてる若井もこれまたロックだった。女だったら惚れてた。


巨大水鉄砲が飛び出したサママ・フェスティバル!では、ドラムス以外のメンバー全員で客席を駆け巡る。予期しないサプライズにファンは狂喜乱舞。あそこまで歓声が止まない時間も珍しい。そして近くで見た藤澤涼架はやはりふつくしい妖精さんかよ
生憎筆者の座席ポジはミリも濡れなかったが、会場は水飛沫が飛び交い涼しげなムードに。


そのムードを掻き消すかの如く、ここからさらにセットリストが熱量を上げていく。
手始めにJust a Frendでフロアを揺らすと、続いてうブで一気にダークな雰囲気に。今にも日が暮れそうな大阪城野外音楽堂を、5人の音像と紫のライトが裂く。
最後の一音も鳴り止まぬまま縺れ込むはWHOO WHOO WHOO。ライトと特効の煙が相まって、ダンスフロアと化した会場を白熱させていた。


涼ちゃんの煽りがこだました愛情と矛先。メンバーの一挙手一投足にフロアは釘付け。「大丈夫だよ」の声で気持ちを1つに。そして、大森のコールで会場全体を大きなシンガロングへ誘った、「みんなのうた」、In the Morning。この公演の中で1番一体感があった瞬間はここではないだろうか。その場にいる誰もがこの曲を、歌詞を噛みしめて、歌っていた。素晴らしい光景だった。
日が沈みかけた野音とCメロの歌詞が重なっても、それでも、5人の演奏が私達の心に光を灯した気がした。


最後はやっぱりこの曲。庶幾の唄。ハッピーなライブで素晴らしい大団円。
名残惜しそうにメンバーがその場を後にした。


アンコールでは、当時冒頭数十秒しか公開されていなかったWanteD! WanteD!が本邦初公開。
サビで勢いよく噴射されたスモークが、ミセスのこれからを表していたのかもしれない。
そして、あっという間に最後の曲に。
「まあ、適当には音楽やらないから是非是非付いて来て欲しいなと思います。いいですか」
大森の爪弾くギターと共にかき鳴らされた我逢人は、その言葉を何より強く証明していた。


「終わりたくない」
大森が何度も口にしていた言葉だ。きっと会場の誰もがそう思っていた。正真正銘、最高のライブだった。これだけダラダラと書き連ねても書き足りないほど、全曲がハイライトのような、そんなライブだった。ミセスの今までとこれからを繋ぐ大切なワンシーンになる事は間違いない。


(ここからはライブ直後に書いたレポになります)



1. StaRt
2. リスキーゲーム
3. アンゼンパイ
4. ナニヲナニヲ
5. HeLLo
6. Oz
7. Speaking
8. VIP
9. WaLL FloWeR
10. CONFLICT
11. No.7
12. ノニサクウタ(acoustic)
13. On My MiND
14. サママ・フェスティバル!
15. Just a Friend
16. うブ
17. WHOO WHOO WHOO
18. In the Morning
19. 愛情と矛先
20. 庶幾の唄

En
21. WanteD! WanteD!
22. 我逢人



セットリストだけで言えばVariety is Varietyであったり、武装と創と造の方が個人的には好きだが、ライブとしての完成度は今回が一番だったのではなかろうか。


特に大森元貴の歌唱力はItMツアーファイナルとは比べ物にならないクオリティで、聞き苦しい所は1つも無かった。特に序盤の声の透明感からボイトレの努力と成果が垣間見られた気がする。加工してんじゃねえのかってくらい綺麗な声質だった。高音の出し方だけ少し違和感があったが、これも解消される日は近そうだ。


ただ、普段からこの雰囲気でライブやってくれたらもっと参戦するのになあ、とも思った。
ここだけの話、ItMのセトリが個人的には余りピンときていなくて(嫌いではない)、武道館まで見送ろうと思っていた。MEETYOUは悪く無かったし、ホール編は結構良かったが。
是非ともこの調子で攻めまくったセトリを展開し続けて頂きたい。

演出においても煙だったりシャボン玉だったり水鉄砲だったりと、カッコよさとかわいさの両立がうまくなされていた。個人的には炎とかバンバン出して欲しかったんだけどね。それはそれで暑苦しいけど。

やらない曲も相当数あったが、それでも十分満足出来る仕上がりだった。あぶれた分は武道館か次のゼンジンでやってくれる事を期待している。


ただ一つだけ…会場の音響がね…少し惜しかったというか…変な音域だけウーファーかかってめっちゃデカい音になったりとか、またある時はベースが全然聴こえなかったりとか、座った席が左側だったから仕方なかったけれど、ギターが聴こえなかったりとか。PAしっかりしてくれって思いました。


日比谷は音響がいい事で有名で、音作りに命かけてるバンドがバンバンライブやるような場所なので、今回のような事はまず無いだろう。東京編行く奴呪ってやる。チクショー。

まあ全てロワジール東京のBD/DVD出してくれたら済む話なんですけどね。首を長〜くして待ってます(^言^)
(追記:結局出なかった…壁の花→CONFLICTの流れが秀逸すぎて一生聴いてたいと思ってただけに残念すぎる)



これにてライブレポは終了だが、「今まで散々ミセスを批判しまくってきた奴がなんであっさり掌返ししてんだよ」なんて思っている方もいらっしゃるかもしれない。

最近、とある記事を見たのだ。そこで大森の発言が取り上げられていた。

「違ったら違うって誰かが言ってくれる。実行しなきゃ何も変わらないし、違うって事にも気付かない」

そこで俺は考えた。今のミセスの大幅の路線変更は、「迷走」ではなく「暗中模索」なのではないか。模索の仕方は器用ではないし、現在進んでいる路線は決して青りんごっぽくはない。むしろ熟成されまくったりんごって感じがする。が、見限るか否かを決めるのはもう少し見守ってからでいいのではないか、と。

そして、今回のライブがあくまでロワジール(余暇)だということ。きっとこれからのミセスはこれを超える感動を届けてくれるに違いない。そう期待して、少なくとも俺はファンを続けようと思えた。皆さんはどうだったでしょうか。




ミセスに好きという感情が見出だせなくなっているそこのあなた。案外、本質は変わってないかもですよ。
何はともあれ、ミセスはこれから。次のアルバムも期待できそうだ。それでは。

【楽曲考察】我逢人

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我逢人。
ミセスファン以外でこの言葉を知ってる人はそうそういない。
仮に言葉の響きは知ってても意味を完璧に理解している人はそこまでいないんじゃないでしょうか。


というわけで、せめてこの記事を見た人は覚えて帰って欲しかったりします。

  • そもそも我逢人とは


俗に言う「禅語」ってやつですね。
「我、人と逢うなり」から転じて、



「人と逢うことを大切に」
「人に逢える場を大切に」
「人と逢う姿を大切に」


という意味が込められています。
あくまで意訳なので、本来の意味はもっと深いものだと思われます。
とても綺麗な言葉ですね。


さて、それを把握した上で歌詞を見て…行きたいところなんですけど、もう一つだけ。

我逢人は全てを肯定した曲ではない。ということ。

これほんと重要です。
後述しますが2番の歌詞とか特に。
この曲の入ったアルバム『Progressive』の裏テーマは「肯定」だと大森さんは言ってます。けど、それは決して全てを肯定するものではなくて。
否定があるから肯定がある。そこも含めてのテーマなんでしょうね。
難しいなんて思う方もいらっしゃるかもしれませんが、哲学とはそういうものです。ミセスの歌詞は哲学です。それを意識して聴いてほしい。


それともう一つ。
きっとこれからも再三言いますけど、TWELVE以前のミセスに心の底からハッピーな曲はまず無いです。
でも、そんな曲の中でも“光”を見出そうとしたのがこの曲なんじゃないかなって。


では、そろそろ歌詞の内容に触れて行きたいと思います。

我逢人

我逢人


歌詞はコチラ↓↓
我逢人 - Mrs. GREEN APPLE - 歌詞 : 歌ネット

ミセス史上初となった全国流通盤、Progressive。その記念すべき一曲目、掻き鳴らされるギターと絡み合うピアノ。その中で大森元貴が発した一言目は

「嫌いになった人は全部
少しの仕草でもダメになっちゃう
気づけば嫌い探しです
そんな私の憂いを綺麗に洗ってください」

重くないか?この歌詞は。
いや、まあ多少はバックのサウンドが打ち消してくれてるけど、最近の売れ線邦ロックバンドで「嫌い」からアルバムを始めるバンドはどこ探してもミセスとオーラルくらいしかいないと思う。(オーラルは1st full album"THE BKW SHOW!!"を参照)


この重さが初期ミセスの特徴みたいな所があって、当時の大森少年は哲学にハマっていたらしく、それに感化されたのではないか?と思えるフレーズもちょくちょく出てきます。


ところで、この歌詞に共感出来るミセスファンも大勢いるんじゃないでしょうか。人間って単純な分面倒くさい。喧嘩するのは簡単でも、仲直りって難しい。だからこそ

貴方はその傷を
癒してくれる人といつか出会って
貴方の優しさで
救われるような世界で在ってほしいな

この歌詞が響く。「人と逢うことを大切に」。人間誰しも「嫌い」があることは当然で、でもそれに「憂い」を感じられることは「優しさ」でもあるんだよ、そんな貴方が笑顔になれるような出会いがあれば、そんな世界であればいいな。
って意味だと思って僕は聴いてます。

そして2番。

例えば「出逢い」なんて無く
例えば「貴方」なんて居なく、
そしたら そう間違いなく
独りは寂しく悲しいから息を止めるんだろう。

出会いというものは、嫌いになる人もいるけれど、大好きな友達だって、はたまた恋人だってできる訳で。仮にこの世に出会いが無かったとして、大好きな貴方が居なかったとして、そしたら、そう間違いなく(略)。


だからこそ、「人に逢える場を大切に」

貴方は優しさで
傷を負う日もあるけど笑って
でも貴方の微笑みだけじゃ
救われない世界が心底嫌いになりそうだ

でも、出会いがあるからこそ幾度となく「嫌い」と相対することになる。どれだけ笑顔を振りまいても報われない時の方が多い。そんな世界が嫌いになりそうだ。


この時の大森君は心底そう思ってたんでしょうね。1番の歌詞みたいな理想に遠く届かないこと。誰しもが経験あると思います。でも、そんなもんなんですよね、人間関係って。


だからこそ

誰かは出会って誰かは好いて
誰かは嫌って 人は人は
傷を癒して 心撫で合って
人は、人は
笑顔であってほしいな

傷を癒せる、嫌なことを忘れられるような親友と心を撫で合って、笑顔であってほしい。


どんなに嫌なことがあっても、誰か一人、打ち明けられる友達がいたら楽になるじゃないですか。ほんとにそんなもんなんですよ、人間って。そういう人との出会いを大切にしてほしい。
そして、「優しさ」を忘れないこと。それが「人と逢う姿を大切に」だと思うんです。


3つの大切、分かってもらえたかな?
…なんかまるで自分が歌詞書いたみたいな語り口になっちゃったけど。


さて、どれだけこの曲が素晴らしいか理解して頂けたでしょうか。筆者は明るい(?)ミセスの曲の中ならこの曲がダントツで好きです。好きな曲の記事は力入っちゃうよね。


この曲はライブではアンコールとかで歌われることが多いですね。メンバーが特に大事にしている曲の一つです。サビは「歌って!」なんて言われることもたまにあるんで、インディーズ時代の音源を聴いたことない方、ぜひチェックしてみては。


それでは。

Progressive

Progressive